アイドルグループ「私立恵比寿中学」(通称:エビ中)の星名美怜さんが2024年11月25日、同日をもって「双方合意の上、契約が終了いたしました」とXで発表した。突然の契約終了に、アイドルファンに衝撃が走った。
「このような形での発表になり、申し訳ございません」
星名さんは10年5月にグループに加入。グループは12年5月にメジャーデビューを果たし、活動を続けてきた。
星名さんは25日、「支えて下さっている皆様へ」として直筆のメッセージを添え契約終了を伝えた。
「このような形での発表になり、申し訳ございません」と謝罪した上で「私立恵比寿中学で活動してきた14年間は、私の人生において掛け替えのない宝物です」とこれまでを簡潔に振り返った。
「携わっていただいたファンの皆様、関係者の皆様、そして大好きなメンバーには、感謝の気持ちで一杯です。支えてくださってありがとうございました」
今後については「今後、星名美怜としてミュージカル『Neo Doll』後の活動は未定ですが、私自身を支えていただけますと幸いです」とつづっている。
SNSでは、「めちゃくちゃ手に汗が止まらない 初めて推した人だけど、こんな形で会えなくなるかもしれないなんて…」「『辞めたい』なら精一杯受け入れるけど、『辞めなきゃならない』なら受け入れたくないです そっちの都合や事情を無視して言うけど、まだ私立恵比寿中学の美玲ちゃんに会いたいです」など、突然の発表に困惑と悲しみをつづるアイドルファンの投稿が相次いでいる。契約終了の理由などについては一切明かされていないことから、心の整理がつかないとする声も目立つ。
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「こんな顔してる皆、晒さないでよ!」
同日、グループの公式サイトでも「私立恵比寿中学の星名美怜ですが、2024年11月25日を以て双方合意の上、契約が終了いたしました事をご報告いたします」と発表が行われ、プロフィール欄からも星名さんの情報が削除された。所属事務所のスターダストプロモーション公式サイトからも、星名さんの写真などが消えている。
残るメンバー9人は、グループ公式YouTubeで説明と謝罪を行った。メンバーの真山りかさんは、「14年間連れ添った仲間をこうして送り出すことが、メンバーも本当に複雑な気持ちではありますが、大切な彼女の今後の幸せを、本当に願っております」と苦しげな表情で語った。
「今年の4月に目標となるさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブを発表させていただいて、その時に『この1年を私たちに託してほしい』と皆さまにお話したにも関わらず、ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪し、9人全員で20秒以上にわたって頭を下げた。
真山さんは、「私たちは今後、この9人で活動してまいります。ステージにかける思いは何一つ変わっておりません。今後とも私立恵比寿中学の応援をよろしくお願いいたします」と呼びかけ、全員が立ち上がるとふたたび全員で一斉に頭を下げた。メンバーらは強張った表情を浮かべていたほか、目を赤くして涙ぐんでいるメンバーもいた。
メンバーらによる発表を見たファンからは、「運営なにやってんの? 真山にこんな事言わせないでよ! メンバー泣いてる所なんて映さないであげてよ。こんな顔してる皆、晒さないでよ!」「メンバーに頭下げさす前に運営さんから今回の件についてすべて説明してください。急遽取ったからって泣き顔のメンバーをあげるのは絶対に違う。アイドルとして売ってるならこんな顔を世間に見せては行けない」など、運営の対応への批判が相次いでいる。