3.保育士の月収は増加傾向

2013年度以降、処遇改善の効果などで保育士の月収は着実に増加しています。2014年の平均月収が21.6万円であったのに対し、2023年には27.1万円となり、約6万円増加しています。


厚生労働省|賃金構造基本統計調査(平成26年〜令和5年)より作成

深刻な人手不足の解消や保育環境の向上を目的とし、国は保育士の処遇改善に取り組んでいますが、実際の給与にどの程度反映されるかについては、引き続き注目が必要です。また、2025年からは改正子ども・子育て支援法により、保育所ごとに保育士のモデル賃金を公表するよう義務づけられる予定です。このような取り組みが進むことで、保育士の処遇改善が今後さらに期待されます。

参考

こども家庭庁|国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策の重点事項こども家庭庁|三原大臣記者会見(令和6年11月22日)