【新店舗】「有隣堂湘南台ウエストプラザ店」グランドオープン

文具のとびら編集部

有隣堂は、小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーラインの3線が乗り入れている湘南台駅近くの商業施設「湘南台ウエストプラザ1番地」（藤沢市湘南台）2階に、2024年7月23日から仮店舗として営業していた「有隣堂湘南台ウエストプラザ店」を11月14日から一時閉店し、11月22日にグランドオープンした。

「憩いと刺激を提供する地域の拠点となる」をコンセプトに、地域の魅力やメッセージを地域住民や学生とともに発信。街と人が本屋を介しつながる取り組みとして「湘南台colors」コーナーを展開しているほか、フリーペーパーを配布。キッズスペースでは、「子どもの未来を守る」をテーマにサスティナブルな未来を考えた児童書などを展開している。

憩いと刺激を提供する地域の拠点

湘南台は、小さな子どもがいるニューファミリーが多い地域。また、周辺には大学のキャンパスがいくつかあるので、ファミリー層や学生、そして地元の年輩の人の来店が目立つという。同商業施設に出店していた書店が撤退したことから、新しい書店を望む地域の要望に応えるかたちで出店したそうだが、仮店舗をオープンした際には「また書店ができてうれしい」と同店のオープンを歓迎する声が目立ったそうだ。

グランドオープンにあたり、8月8日～11日の4日間にわたり「湘南台まちゼミ」を開催。約80人の地域住民が参加してディスカッションを行いながら、新店舗への要望を募ったという。そこで出てきたのが、「ちょっとしたギフトに使える雑貨が買えるお店にしてほしい」「座って本が読める場所がほしい」「親子で読み聞かせできるイベントをやってほしい」など約1,100件の意見が出てきたそうで、そうした声に極力応えるかたちで売り場づくりを行っている。

仮店舗は約40坪のスペースで書籍や文具を展開。そしてグランドオープンでは約130坪（書籍約95坪、文具・雑貨約35坪）に売り場を拡大している。たまプラーザテラス店に次いで2店舗目となるセルフレジを導入。同店では、現金、電子決済の両方に対応し、買い物をよりスムーズにして利便性を向上させているという。

地域の人たちと共創し、湘南台の魅力を発信する「湘南台colors（カラーズ）」を店舗前面で展開。「藤沢マイスター」が手掛ける湘南の美味しいお茶や、地元の銘品など、おすすめアイテムを揃えた「藤沢セレクト」コーナーをはじめ、近くにプラネタリウムがあることから「宇宙・天文コーナー」を展開。さらに、湘南台の学生たちが自らプロデュースし、メッセージや思いを表現する企画棚「学生プロデュース棚」、同店をサポートする地域の人たちやスタッフが“図書委員”として選書した本を集めた棚「湘南台ライブラリ」も設けた。

オープン記念商品として、藤沢市が認定する「藤沢マイスター」である茶師・佐々木健氏が手掛ける日本茶専門店「茶来未（ちゃくみ）」とコラボした「茶来未×有隣堂　オリジナル焙煎茶」（緑茶「きつねっぱ」、ほうじ茶「かがりび」、和紅茶「にほへ」／各税込550円）を販売。また、オープニング目玉商品として「PENON（ぺノン） R.B.ブッコローアートポストカード　湘南台Ver. 」（税込660円）も販売。有隣堂公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」のMCキャラクター R.B.ブッコローが湘南台の街を楽しんでいる姿をイメージした木製ポストカードで、ゆーりんちー（同YouTubeチャンネルのファン）を中心によく売れているという。