目に注射をして症状は緩和。高血圧の怖さを実感

網膜静脈閉塞症とは、網膜の血管(静脈)が目詰まりを起こし(閉塞)、網膜がむくんだり出血したりして、ものが見えにくくなる病気だそうです。リスク因子の1つに高血圧があるとのこと。幸い早期発見だったのですが、症状を取り除くために目に注射をするとのこと。考えただけでも、怖すぎる……。麻酔をすると言っても黒目の部分に注射をするそうで、がっつり見えているんです。おまけに1回の注射代がウン万円で、場合によっては複数回打つことになるかもしれないのも、恐怖。でも、症状が悪化して目が見えなくなるよりうんとまし。腹をくくって受けました。

そして、1度の注射で症状は改善。再発しないためには高血圧をしっかり治療することと釘を刺されたのでした。それからは、毎朝欠かさず服薬するように。医師の指導の元、寝落ちしてしまったり、家で食事をしない場合もある夜よりも飲み忘れが少ない朝に飲んでいます。おかげで、今では血圧が正常値へ。もしかすると、死ぬまで欠かせなくなる薬かもしれないけれど、それで、いろいろな病気を予防できるなら仕方がないかなと思っています。

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まとめ

かかりつけ医にも眼科にも毎日定期的に血圧を測ってくださいと言われ、血圧計を購入。網膜静脈閉塞症を発症してから数カ月は定期的に計り、スマホに記録させたりしていましたが、喉元過ぎれば……。今はしていません。でも、高血圧の薬を欠かすことはほぼほぼありません。だって、目の注射するの嫌ですから! 良い意味でお灸になった体験でした。

高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、動脈硬化や脳梗塞などを引き起こすことがある病気です。不幸中の幸いで、私は命まで削られる可能性が低い病気を発症することで身をもって知ることができました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

著者/杉田 リエ
50代女性。大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされている。