インスタントコーヒーの効果
インスタントコーヒーには、カフェインやポリフェノールが含まれていますが、それぞれどんな効果があるのでしょうか?
カフェインの効果
カフェインは、脳の活性化や集中力を高める効果がある他、脂肪の燃焼や基礎代謝の働きを活性化してくれるのが特徴です。とはいえ、カフェインのとり過ぎは、イライラしたり、疲れやすくなったりするため注意が必要です。
ポリフェノールの効果
ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」は、血糖値や血圧を調整したり、カフェインと一緒に体に取り込んだりすることで、心臓病や脳卒中の予防対策としても有効な成分です。東京大学と国立がん研究センターによる研究によると、1日に3~4杯飲む人は、心臓病や脳卒中による死亡リスクが低下したというデータもあるほど!
他には、体内の「活性酸素」を抑える抗酸化作用もあり、適量を摂取すれば、体に良い影響を与えてくれる成分と言えそうです。なお、レギュラーコーヒーには、インスタントコーヒーの約5倍のカフェイン含有量があるそうです。
(広告の後にも続きます)
健康的なインスタントコーヒーの飲み方
体にとって好影響のインスタントコーヒーですが、さらにひと工夫するとより効果的です。
酸を入れて飲む
「酸」や「クエン酸」、「酢」を加えて飲むのがおすすめです。「酸」には、血圧を抑制したり、血中脂質を減少させたり、内臓脂肪を燃焼させたりと、腸内環境を整えてくれる役割があります。コーヒーに小さじ1/2~1杯の酢を入れるか、さらに黒砂糖やハチミツを加えると飲みやすいでしょう。
何杯飲んだかカウントしておく
コーヒーの適量は、個々によって異なるため、自身で見極めるためにも、何杯飲んだのかを数えておくのがおすすめです。体の震えや睡眠障害、ストレスや不安を感じることがあれば、飲みすぎの可能性があるので注意が必要です。
朝のコーヒーは数時間後に
起床して数時間後に飲むように心掛けましょう。起きてすぐに飲むと、体を活性化させる働きがある「コルチゾール」の分泌をシャットアウトしてしまう可能性があります。また、カフェインによってエネルギーを生むようになってしまいがちです。
空きっ腹では飲まない
胃が空っぽの状態でコーヒーを飲むと、胃酸が増加して過敏性腸症候群やむくみを誘発してしまいます。きちんと食事をとってからコーヒーを飲むのがおすすめです。
水分補給も同時に行う
カフェインには、利尿作用があり、脱水症状を招く原因になることもあるので注意が必要です。そのため、コーヒーに加えて水も一緒に飲むのがポイントです。なお、1日に2L(コップ8杯分)の水分摂取が適量です。
夜間は控える
個人差はあるものの、夜間にコーヒーを飲むことで、体内時計がくるってしまう人もいます。そのため、夜間にコーヒーを飲むのは控えるのがベターです。
甘味料を天然のものにする
コーヒーに砂糖やシロップ、クリームを入れすぎると、過剰に糖分を摂取してしまいがちです。ハチミツなどの天然の甘味料を使ったり、フレーバーを楽しめるシナモンを入れたりするといいでしょう。
インスタントコーヒーは、適量を摂取すれば、体にとってさまざまな効果が得られる手軽な飲み物ですね!
※この記事は2021年8月の記事を再編集して掲載しています。