河合塾の美大・芸大進学コース「河合塾美術研究所 新宿校」公式Xが2024年11月28日、多摩美術大学(本部・東京都世田谷区)の一部入試問題が「河合塾に流出している」との憶測をめぐり、「そのような事実は全くございません」と否定した。
多摩美広報とも「確認取れております」
多摩美術大学は28日、学校推薦型選抜によるグラフィックデザイン学科の25年度合格者を発表した。
これを受けて「河合塾美術研究所 新宿校」公式Xは、合格速報の前置きとして、「入試後から、多摩グラ入試問題が河合塾に流出している、との噂がSNSで回っているようです。が、そのような事実は全くございません」と報告。下記のように、河合塾の入試直前問題と、実際の入試問題との違いを説明した。
「入試課題:新種の虫をモチーフに”Discover”の文字を配して色彩構成
河合塾の入試直前課題:昆虫をモチーフに”Life”の文字を配して色彩構成『虫』というキーワードが的中していた、というのが真実です」
多摩グラの学校推薦型の募集人数は18人。選考にあたっては志望理由などの書類提出を求めるだけでなく、鉛筆デッサンや、与えられたモチーフをもとに水彩用具で画面を作る「色彩構成」といった専門試験も実施する。試験は23~24日に行われ、SNS上では、憶測で流出疑惑がささやかれたようだ。
今回の投稿では、「多摩美術大学広報課ともお互いに確認を取り、問題漏洩、流出などという事実は無いということが確認取れております。どうか受験生たちを温かく見守りください」とも伝えている。