中高年女性「ぼーっとする」「落ち込みやすい…」メンタルを回復させる休息の取り方【専門医が解説】

Q.ストレスがたまってイライラが収まりません

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A.リラックスさせてくれる音楽を聴きましょう

就寝前に枕元で好きな音楽を聴いていたら、いつの間にかリラックスして眠ってしまったという経験をしたことはありませんか?

また、ストレスがたまってイライラしているときに、たまたまラジオなどでかかった好きな曲を耳にして、気持ちが落ち着いたという経験を持つ人も多いはずです。

音楽を聴いてリラックスするのは、副交感神経が活性化している証拠ですが、どんな音楽でも効果が上がるわけではありません。

リラックスさせてくれる音楽としては、テンポやビートが一定で、音域(音の高低の幅)が狭いものがおすすめです。

と言うと、落ち着いたクラシックや、ピアノや小編成のオーケストラで奏でるイージーリスニングを連想しがちですが、実はハードロックの方がテンポやビートが規則的なので、より効果的。

逆にジャズやクラシックなどは、テンポが変わったり、音域が意外な方向に展開したりするものもあり、必ずしもおすすめではありません。

休息したいひとときには、ぜひ音楽を取り入れてみてください。

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Q.家にいても仕事のことを考え過ぎてしまいます

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A.自然を感じる過ごし方を意識してみてください

情報過多の現代においては、何かとストレスがたまり、副交感神経のスイッチが入りにくくなってしまいます。そして、交感神経が優位になり過ぎると自律神経が乱れ、免疫力も落ちてしまいます。

そんなときは、疲れた心身を癒やすためにも、頭で考えることをやめ、五感を刺激するのが一番。自然の中に身を置くと、自律神経にとてもよい効果をもたらします。

山や海、森など自然に囲まれた環境の中でキャンプを楽しんだりして、のんびり過ごしてみませんか。

休日にわざわざ遠出するのが難しいのであれば、自然豊かなスポットに行かなくても、ごく身近な場所で自然を感じるだけでもOKです。

例えば、気に入った花を買ってきて部屋に飾る。花には、ストレスによってバランスが崩れた自律神経を癒やす力があります。香りのよい花を選んで買ってくれば、心地よい香りも心を穏やかにしてくれます。

自然と触れ合うという意味では、空を見上げるのもよいリフレッシュ法です。空を見上げると気道がまっすぐになり、全身のすみずみにまで酸素と栄養素が行きわたる効果も期待できます。