文具のとびら編集部
文具好きな“あの人”の手帳やノートの中身を伺う「あの人の手帳時間」。
今回は、新年に向けてぜひ書いてみたい「WISHリスト」を取り上げ、その書き方のヒントをご紹介します。
第1回に続き、文具と手帳時間が大好きな文とび編集部員Oに話を聞きました。
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新連載【あの人の手帳時間】vol.1 文とび編集部員の”自分を磨く”手帳術
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「WISHリストを書くことで行動が変わる」
新たな1年を前に、やりたいことや目標をWISHリストにしたため始めた人も多いのでは。コンテンツとして「やりたいことリスト100」などが設けられた手帳も多く販売されています。
一方で、「やりたいことを100個もあげられない」「何を書いていいのかわからず白紙のままにしていたら1年が経っていた」という声も聞かれます。
今回は、毎年WISHリストを書いているという編集部員OにWISHリストの書き方のコツを聞いていきます。
「私がWISHリストを書く理由は、やはり充実した1年を過ごしたいからです。リストを書くことで、やりたいことを忘れないし、人から教わったことや、本・ネットで知った情報をその場限りにせず、実際に体験するなど、行動につなげることができます。振り返って達成感も得ることができます」
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WISHリストの始め方
「WISHリストは『一気に100個書こう』などと気負わないことが大切だと思います。やりたいことが見つかったら適宜書き足す、くらいの気持ちでゆるく始めるのがポイントです」
すでに2025年のWISHリストも書き始めたという編集部員Oですが、「最初にリストに書いたのは50個くらい」とのこと。
「漠然とやりたいことを100個あげるというのは難しいので、まずは10個くらいのカテゴリーを用意して、それぞれに5~10個ほどやりたいことを書いていきます」
2025年用に編集部員Oが決めたカテゴリーは次の通り。
①仕事
②インプット
③こども
④健康
⑤行きたい・やりたい
⑥イラスト
⑦くらし
⑧片付け・掃除
⑨自分磨き
⑩その他
「このカテゴリーは自分に合わせて自由に決めてください。登山が趣味の人なら『山』というカテゴリーで登ってみたい山をリスト化するのもいいですし、ほかにも『スイーツ』という項目で食べたいスイーツを書いていくのも楽しそう。『趣味』など大きなくくりにするよりは『山』、『スイーツ』といった形で、書く内容を具体的にイメージできるカテゴリーの方が書きやすいと思います」
こうしてカテゴリーを決めたら、その項目に合わせて、目標を記録していく。編集部員Oは次のような目標を中心に書き込んでいったそう。
・やりかけの勉強、スキル系の本はないか
・今年身に付けたいスキル、知識
・継続したい習慣
・読書◯冊
・来年は行きたいと思ったイベントや場所
・読みたい本
・会いたい人(いつ会うか)
・食べたいもの
・ほしいもの(具体的なものでも、こういうものが欲しいというぼんやりとしたものでも)
・誰かにプレゼントしたいもの
・作りたいもの(ハンドメイド作品など)
・掃除したい場所
・ケアしたいところ(ハンドケア、ヘアケアなど)
・目指す体重
・運動習慣
・整理したいもの(服、食器など)
・お気に入りを見つけたいもの(シャンプー、洗剤)
・作ってみたい料理
・クリスマスカード、暑中お見舞い、バースデーカードなど手紙を出したい人
・◯◯さんとやりたいこと
前年もWISHリストを書いたという編集部員Oはそれを見返して、実現できていないことや今年もやりたいことをあわせてリストに記入。また「終了後に開催を知ったイベントなど『今年はできなかったけど来年はぜひやりたい』ということを『WISHリストのもと』として、手帳の空いているページにまとめています。書き残しておくと翌年WISHリストを書くときに参考になりますよ!」とのこと。