青森市内は実は喫茶店のモーニング天国
青森に来たら、コーヒーのお供は“アップルパイ”をぜひ
そして青森市内で朝からお腹がすいたら、喫茶店でのモーニングが断然オススメです。市内には素敵な喫茶店がいくつかあり、しっかり朝から営業してくれているので旅人にはとてもありがたいのです。今回は、私のお気に入りの喫茶店『クレオパトラ』さんへ。コーヒーのお供は“アップルパイ”一択。お店によって様々なスタイルのアップルパイを楽しめるのも、青森旅の醍醐味です。
なお、青森市内に喫茶店が多い理由はよくわかりませんが、私は港町ならではの文化だと勝手に考えています。
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十和田に足を伸ばして「裂織」文化に触れる
「道の駅 とわだ」に併設されている「南部裂織保存会」では、お買い物も出来ますし、事前予約で(タイミング良ければ当日でも)体験も出来るので、とてもオススメな場所です。
青森市内での仕事を終えて、向かったのは十和田市。青森県の南部地方に江戸時代から伝わる伝統手工芸・“裂織(さきおり)”の製作現場を訪ねました。裂織とは、貴重であった布地を最後まで大切に使い切るために、丁寧に裂いた細幅の布を縦糸で堅牢に織り込んでいくもの。自然環境がとても厳しい地域だからこその文化で、とても素晴らしいものなので、機会があればぜひ見て、手に取っていただきたいです。
熟練の職人さんの作業を見せてもらいましたが、北国らしい風情ある景色です。思いの外に力が必要な作業で、さらに頭が下がります。
そんなこんなで、青森の旅は無事に終了。いつ来ても本当にいいところです。最後に改めて。この時期に青森県へ行く予定があるようでしたら、万難を排して「リンゴ」をお土産に手に入れることを強くオススメします。
●著者プロフィール
鈴木修司(すずきしゅうじ)|BEAMS JAPANクリエイティブディレクター
1976年、三重県松阪市生まれ。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトを発掘。大学などで講師を務めることも。著書に『銘品のススメ』、監修書籍に『都道府県おでかけ図鑑』などがある。