【デリケートゾーンのたるみ・ゆるみ】の原因4つ!改善するには?簡単なトレーニングも紹介!

デリケートゾーンのたるみで悩む女性は多いですが、どのようにケアすればよいかわからず、一人で抱え込んでいる人も少なくありません。そんなときは、腟周辺の筋肉を鍛えてデリケートゾーン全体の血流を増加させる骨盤底筋の筋トレを積極的に行いましょう。

デリケートゾーンのたるみとは?どこがたるむの?

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デリケートゾーンとは、女性の性器まわりのことです。わかりやすくいうと水着で隠れる部分のことを指します。

目に見える部分でいうと、デリケートゾーンの一番外側にある「大陰唇」やその内側にある「小陰唇」は、たるみを自覚しやすい部分です。

また、体の外側に見える皮膚だけでなく、体内にある膣がゆるんでたるむこともあります。

ここでは、デリケートゾーンのたるみやすい部位について紹介します。

大陰唇・小陰唇

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大陰唇とは、太ももの付け根と小陰唇の間にある部分です。豊かな脂肪で内側にある腟口や尿道口を守る役割を担っています。

小陰唇は大陰唇の内側にある部分のこと。大陰唇と同じく膣口や尿道口を守る役割を担っていて、一般的にビラビラやヒダと呼ばれています。

大陰唇と小陰唇の長さや色、ハリ感などの見た目に大きな個人差があるため、人によっては余分にはみ出す部分が多く、年齢とともにたるみが気になってくることもあるでしょう。

特にふっくらと脂肪が付いている大陰唇は、たるみが生じると見た目に目立ちやすく、精神的な苦痛を感じやすいといえます。

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膣とは、膣口と子宮をつなぐ筒状の器官です。筋層で構成されていて、上の先端が子宮につながっています。

また、膣の内側は粘膜で覆われていて伸縮性に優れているのが特徴です。

性交時に男性器を受け入れたり出産時の産道になったりする役割を担っていますが、膣を支えて膣内にかかる圧力を調整する「骨盤底筋」の衰えによって膣をしっかり支えられなくなると、膣のゆるみやたるみが生じます。

大陰唇や小陰唇は、たるむとハリや弾力がなくなり、平坦になったりシワができたりします。

左右のバランスが悪くなって見た目にも目立つため、自分でもたるみに気付くことができますが、膣や骨盤底筋は体の外側から見えないため、たるみを自覚するのは難しいです。

例えば、お風呂から上がったときにお湯が膣から漏れ出たり尿漏れしたりすることがあれば、膣がたるんでいるといえます。

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デリケートゾーンがたるむ原因

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デリケートゾーンがたるむ原因は人によって異なり、複数の原因が絡み合っているケースも多いです。

ここでは、デリケートゾーンがたるむ主な原因について詳しく解説します。

加齢

加齢はデリケートゾーンがたるむ大きな原因の一つです。

もともと大陰唇は脂肪が多くふっくらとしていますが、年齢を重ねて女性ホルモンの分泌が低下すると、脂肪や水分量の減少によってハリや弾力が保ちにくくなり、デリケートゾーンにたるみが生じてしまいます。

大陰唇の大きさや形は遺伝の影響を受けていることが多く、人によってはデリケートゾーンのたるみがコンプレックスになってしまうこともあるでしょう。

また、加齢によってたるんでしまうのは大陰唇だけではありません。

女性ホルモンの低下によって膣粘膜の厚みが減少して徐々に萎縮したり、膣や周辺の筋力の衰えによって膣がゆるんでシワやたるみができたりすることもあるため、大陰唇だけでなく膣を含めたデリケートゾーン全体をケアする必要があります。

体重の急激な増減

急激なダイエットによって体重が急激に減少したり、太ったり痩せたりを繰り返したりしている場合も、デリケートゾーンがたるむことがあります。

なぜなら、体重の急激な変化に皮膚が対応できず、シワやたるみが生じてしまうからです。

大陰唇がしぼんで皮膚がたるんでしまうため、小陰唇が露出して黒ずみや肥大の原因になったり、座るときに余った皮膚を挟んで痛みが生じたりなどのお悩みが起こりやすくなります。

また、急激に太った場合、体内で骨盤底筋に常に圧力が加わった状態になり、膣がゆるんだりたるんだりする原因となります。

摩擦

小さ過ぎる下着を着用することが多い場合や、デリケートゾーンをゴシゴシ擦って洗っている場合は、摩擦によって皮膚が傷んでたるんでしまうことがあります。

ナプキンと皮膚が擦れて乾燥している場合も、かぶれやかゆみが生じ、デリケートゾーンがたるむ原因となります。

出産

加齢と同様、出産もデリケートゾーンがたるむ大きな原因です。

出産が近付くにつれ、デリケートゾーンの皮膚も大きく引き延ばされるため、人によっては出産後も皮膚がたるんだままになってしまうこともあります。

経膣分娩の場合は、デリケートゾーンの外側だけでなく、赤ちゃんが通ってくる膣から外陰部が大きく伸び、骨盤底筋が大きなダメージを受けてしまう可能性もあるでしょう。

出産によって骨盤底筋がゆるむと、骨盤内の臓器を支えられなくなり、膣がゆるんだりたるんだりして尿漏れや骨盤臓器脱などの症状が現れます。