真実は!?

「はぁぁ? 援助?」と目を丸くして大げさに驚く義理の娘を前に、夫が口を開きました。

夫が語り始めたのは、元妻が不倫相手と共に詐欺を働き、衣料会社を破産寸前に追い込んだこと。私は実はフリーランスのデザイナーとして成功を収めており、海外ブランドとも取引をしている事業主であること。夫の会社はもともと取引先で、その窮地を私が助け、縁あって結婚に至ったこと。夫は会社の借金返済に注力していて、今の生活費や学費は私がこれまでの稼ぎから出していたこと……。

義理の娘は目を丸くし、「お母さんが不倫? 家のお金も学費もこの人が……? そんなのウソ、でたらめ言うな!」と絶叫。それを見た夫は、厳しく宣言しました。

「人の恩義を理解せずに浪費を続け、暴言を吐いたり物に当たったり……。こうなったら、一度社会に出て自分ひとりの力で暮らしてみろ!」

その後、本当に家を出ることになった義理の娘は昼夜の仕事を掛け持ちして働き、現実の厳しさを身をもって学んでいます。再び家族として歩み寄るには時間が必要ですが、いつかまた一緒に暮らし、互いに思いやりを持って支え合っていければと思います。
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義理の母娘がすぐ親しくなれないのは仕方ないとしても、支えようとしてくれている人に対してこの態度は残念な気持ちになってしまいますよね。義理の娘さんがいずれ改心し、良い関係が築ける日が早く来ることを願いたいです。

著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと
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