整形地とは?不整形地との違いやメリット・デメリットを解説

不整形地におけるメリット・デメリット

整形地に対して、不整形地のメリットと注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。くわしく見ていきましょう。

 

不整形地におけるメリット

不整形地のメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

 

安価で手に入る

不整形地は整形地よりも、安く手に入れられるのがメリットです。不整形地は活用しにくい土地であるため、一般的に地価は低くなります。人気のエリアの土地であっても、不整形地であれば比較的安価で購入できることもあるでしょう。

 

税金を抑えられる

不整形地は、相続税や固定資産税などの税金を抑えられます。需要が低くて売却時に買い手がつきにくく、相続税や固定資産税の評価額が低くなるためです。同じ面積の整形地よりも、税金の費用は少なくなります。

 

不整形地における注意点

購入費用や税金などが抑えられるなどの利点がある不整形地ですが、次のようなデメリットもあります。

 

住宅の建築に制限がかかる場合がある

不整形地の中でも、接道義務に違反している土地の場合は建物が建てられません。接道義務とは、土地の間口が2mを満たしていなければならないことです。

さらに、住宅の建築に制限がかかる場合があります。たとえば、造成工事や地盤改良工事が必要になることや、接している道路の幅によっては、重機が入りにくいこともあるでしょう。

加えて、傾斜地は盛り土をして土地を水平にする追加工事が必要になる場合や、整形地にしなければ住宅を建築できないために隣接地の購入が必要になる場合もあります。

 

相続の際は専門家に依頼する必要がある

不整形地を相続する場合、土地の評価額の計算が複雑であるのがデメリットです。相続税の申告に関わる不整地評価額は「不整形地補正率」を用いて算出します。

相続人が自分で計算するのが難しいため、土地を相続する際は税理士に依頼する必要があるでしょう。

 

希望の間取りが実現しにくい

不整形地に住宅を建てる場合、希望通りの間取りの住宅を建てられない可能性があります。土地の形がいびつなため、デッドスペースが生じやすく、最大限に土地を活用しにくいためです。また、自由設計が必要になるため、費用が高額になるケースもあるでしょう。

 

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まとめ:整形地について正しく理解して土地選びをしよう

整形地とは、長方形や正方形のように四角く整えられた土地のことで、対して不整形地は整えられていないいびつな土地のことです。

整形地のメリットとして、規格住宅を建てやすい、土地をフルに活用できる、売却の際に有利で建築コストを抑えられるなどが挙げられます。注意点としては、土地代が高くなることや、場所によっては、家屋の高さなどに制限がかかる場合があります。

一方で不整形地は安価で手に入りやすく、税金を抑えられる反面、住宅の建築に制限がかかったり、相続の際は専門家に依頼する必要が出たりするほか、希望の間取りが実現しにくいといったことがあります。

新築でマイホームを建てる際は、メリットやデメリットとなる注意点をしっかり把握したうえで、ハウスメーカーとよく相談して、希望に叶う土地を見つけてみてくださいね。

整形地に建てた具体的な間取りの事例を知りたい方は、以下の記事でご紹介していますのでぜひチェックしてみてください。

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