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●レストランの数は多いものの、意外と悩ましい新宿ごはん。餃子を食べたいときにオススメの一軒をご紹介します。

 新宿で美味しい餃子といえば、筆者は歌舞伎町にある『餃子の大陸』、そしてアルタ裏にある『餃子専科DINING LEE(ダイニングリー)』(以下、餃子専科)が2大巨頭だと思っています。

 実はこの2軒を教えてくれたのは、何を隠そう、筆者の父です。もうかれこれ20年以上前に、食いしん坊だった父が連れて行ってくれたのが最初。父が餃子好きだったことが判明したのもこの時でした。


ビルの2階にあります

 当時は、今ほど餃子専門店が多くなかったせいもあるかもしれませんが、『大陸』の焼餃子は感激するくらい美味しく、また、『餃子専科ダイニングリー』の焼餃子は、膨大な餃子のラインナップの多さが記憶に残っています。

 そこで今回、記憶を頼りに、久しぶりにアルタ裏にある『餃子専科ダイニングリー』に行ってきました。ここはとにかく餃子の種類がとんでもなく多いことが最大の特徴。というわけでいざ入店します。

種類豊富な餃子を制覇したくなる!

『餃子専科ダイニングリー』には、実は『餃子専科Lee(リー)新宿本店』という本店が歌舞伎町にあります。しかし筆者が初めて行ったのはアルタ裏の小さなビルの2階にある『餃子専科ダイニングリー』のほう。扉を開けるとボックス席とテーブル席があり、こぢんまりした空間です。


ランチタイムは格安。700円で食べられます!

 ランチタイムは、今時たった700円で餃子定食はもちろん、焼肉丼、石焼ビビンバ、チャーハン、オムライスなどが食べられるので、若い人にも大人気です。

 でも、やっぱりここでは焼餃子を味わいたい。普通の餃子をはじめ、トマト餃子やアスパラ餃子、ポテト餃子、いわし餃子、もちチーズ餃子、エビマヨ餃子などなど26種類もあり、どの餃子を注文しても3個で300円。すごいコスパのよさです。


餃子の種類は26、プラス棒餃子や水餃子などもある[食楽web]

 ちなみに筆者は1人で行く時は「個性いろいろ餃子」(10個入り・1000円)というメニューを注文します。これは26種類の焼き餃子から5種類(2個ずつ)を選べるシステムなので、1人でも色々な味を楽しめるのです。これにご飯と汁物をつけるとプラス200円で定食にもできるし、ビールと軽いつまみを頼んでも2000円ほどで十分に楽しめます。


食べてみるまで何の餃子かわかりません

 待つことしばし。自分で選んだ5種類の餃子10個が登場。しかしお皿に載った状態では、見た目が変わらないのでどれがどの餃子なのかわかりません。食べてみて初めてわかる。それがまた面白いんです。

 皮の底面にいい具合に焼き色がついていて、噛むとパリッとした食感がたまりません。そしてこの瞬間、中の具材が初めてわかります。


箸で切ってみて中の具材を確かめてみると……「アスパラ餃子」でした

 筆者のオススメは、「もちチーズ餃子」、「もちキムチ餃子」といった“もち系”と、「いわし餃子」や「しそいわし餃子」という“イワシ系”。特に後者は、イワシ独特の塩気がビールやご飯とものすごく合います。


こちらは「いわし餃子」

 餃子だけでも十分に楽しめますが、冷菜は全品400円、エビチリや八宝菜といった一品料理でも800円前後。鍋料理2000円(2人前)と、どれも非常にリーズナブル、かつウマい。

 ひとりでもグループでも、安くて美味しく楽しめる、新宿のちょっとした穴場店です。ぜひ、行ってみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:餃子専科DINING LEE(ダイニングリー)

住:東京都新宿区新宿3-21-2 ナナエビル2F
TEL:03-3350-2228
営:11:00〜15:00、17:00〜23:00
休:無休