地域によって、異なる表情を見せてくれるスペイン。多彩な魅力を凝縮しているもののひとつが食文化だ。郷土料理からモダンスパニッシュ料理まで、豊かな食文化が地域ごとに根付いている。美食の国、そして情熱の国スペインの魅力について、スペイン料理研究家の永田枝理子さんに聞いた。
俳優・プロデューサーのMEGUMIさんがゲストで登場。スペインの魅力を語った
スペインとの出会いは、1年ほど前。心身ともに疲れきっていたなか、知人のすすめもありバルセロナへ。「1度で大好きになりました。建物の間から見える、抜けるような青空、今を生き生きと楽しむ成熟した人々……街を歩くだけで幸せな気分に。太陽からエネルギーをもらって、どんどん元気が湧いてきました」。自身の人生を見つめ直す時間となったこの旅をきっかけに、バルセロナと東京を行ったり来たり。2拠点生活を謳歌(おうか)している。
「スペイン大使館観光部」と『marie claire』企画のイベント「スペインの美食」が「表参道バンブー」で開催された。当日は、約80名の読者がトークショーやワークショップを楽しみ、スペインの魅力を体感した
MEGUMIさん〈中央〉とスペイン料理研究家の永田枝理子さん〈右〉。食文化や観光地など、楽しいトークで盛り上がった
週末のひととき、参加者たちは、ワインとピンチョスでスペイン気分を味わった
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バルセロナは、街を歩くだけでパワーがもらえる特別な場所
市場に行ったり好きなバルに通ったり、バルセロナでは暮らしを楽しんでいる、というMEGUMIさん。古い街並みが好きで、旧市街をよく歩くそう。「美術館巡りや大聖堂にもよく行きます。教会の鐘の美しい音色に惹かれ、歴史に思いを馳せる、そんな時間が好きなんです」。そして、欠かさず訪れるのが「サグラダ・ファミリア」。「時間帯によって異なるステンドグラスの美しさに、毎回魅了されます」
古い建物の間から見える青空は街を象徴する景色
「バルセロナ凱旋門」、滞在中は必ず訪れるという「サグラダ・ファミリア」
@Turespaña
お気に入りのバル「Tapas24」
・未来につながるサステナブルな旅。山岳&海洋リゾートの自然遺産を守る、各国のアクション
・自然、文化、人と出会って、未来につながる新しい旅の形