極端なダイエットが災いとなって…

20歳を過ぎたころ、なかなかダイエットの結果が出ないことに焦り、とうとう「食べなきゃ痩せるんだ」という極論に至ってしまいました。とにかく1日中水だけ飲み、何も食べずに働き、休日はジムに行ったあとにエステに続けて行くという生活をしていたら、当然のごとく1カ月半くらいで10kg近く痩せていました。

それだけ急激に痩せても、生理が止まるなど特に体に支障が出たわけではなかったので、私は痩せたことがただひたすらうれしく思っていました。私生活も変わり、「人生で今が一番輝いている」とまで思え、初めての達成感でした。

そして、もっともっとと欲が止まらなくなり、気付いたら病院のベッドの上にいたのです。仕事中に意識をなくして倒れたようです。診断の結果はもちろん過度のダイエットでした。すぐに退院することはできましたが、普通の生活に戻りダイエットをやめたら、あっという間に体重が戻り、恐ろしいリバウンドをしました。

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ダイエットに失敗して気付いたこと

結局、20代、30代は痩せたり太ったりを繰り返し、体型が安定しませんでした。そして40代になり、体調を崩してからダイエットに対する考え方が少しずつ変わってきました。健康的に痩せないと意味がない!とやっと気付いたのです。

大好きな甘い物は控え、夜の主食を野菜に置き換え、常温水を飲むようにし、間食をしたくなったらカロリーが低めの煎餅を食べるようにしました。寝る前に軽いストレッチをするなど、長期戦で気を付けるようにしていったら、少しずつ体重が落ちていき、体もラクになり、リバウンドもなくなったのです。

一番太っていたときは身長150cmで58kgあった体重が、現在は52kgに。週1日は自分に甘い日をつくり、大好きなチーズケーキを食べるなどダイエットに前向きになれるように工夫したことでストレスがなくなり、ダイエットを続けることができました。