1年間で利用できる非課税枠は最大360万円
「MAXIMUM」と書かれた積み木とコイン
【画像出典元】「stock.adobe.com/ELUTAS」
2024年からの新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠という仕組みが作られ、併用が可能になりました。成長投資枠240万円とつみたて投資枠120万円を合計した360万円が年間の非課税投資額の上限となりました。
成長投資枠では株式や投資信託を購入でき、積み立て購入と一括購入のどちらでも利用できます。なおつみたて投資枠は、一括ではなく、複数回に分けて購入しなければなりません。
2024年からの新NISAでは、この360万円の上限額を使い切った方が良いかを考えている人もいるかもしれません。上限まで購入するメリット・デメリットを考えてみましょう。
(広告の後にも続きます)
年間360万円の投資枠を使い切るメリット
投資の効率を判断したり考えたりする際の一つの目安に下記のような式があります。
金融資産の多寡=投資金額×利率×運用期間
将来的に金融資産を増やすためにはいろいろな方法がありますが、やはり投資や運用にまわす金額のボリュームの大きさは重要なポイントです。また運用期間が長い方が一般的に利益を得やすいでしょう。
上記のことから2024年の投資枠360万を上限まで使い、長めの期間で運用するということには一定のメリットはあるでしょう。