熱なしせきなし鼻水なし。40代に入ってから、風邪の症状はまったくないのに体が不調という日が増えました。とは言っても不調は天気が悪いとき限定で、普段はケロッとしています。症状も軽いと言えば軽いのかもしれません。それでも、「もう40代だし悪化したりしないだろうか」と気になりだし、病院に行くことを検討したけれど……という体験談です。
思い出したのはあの病気
私の場合、不調と言えば全身の倦怠感。天気が悪いからと毎回ではなく、熱やせきといった風邪症状もありませんが、体がダルくてダルくてたまらず動きが鈍くなってしまうのです。
特に台風が接近中! とテレビで報道されているときは、体が重くて自分が亀になってしまったかと思うほど。それなのに台風が明けて空からさんさんと太陽が降り注ぐと、それまでのダルさがうそのように体が軽くなりすっかり元気になるのです。
倦怠感だけなのであまり気にせずにいましたが、40代に入ってからその頻度が増えてきたので、病院に行こうか迷うようになりました。しかし、そこでふと実は若いころにも同じように天気が悪いときに限って頭痛などの不調があったことを思い出したのです。当時、内科医に相談し、言われたことは「天気痛(気象病)」でした。仕事を退職した後は長らく治まっていたのと、その後育児に追われていたこともあり、すっかり忘れていたのでした。
改めてネットや書籍を調べてみると、天気痛と言われる症状と私の症状は重なるところが多くありました。天気痛は若い女性に多いですが、40代になっても現れるそうです。
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人によって症状はさまざま
天気痛は、めまいや頭痛など人によってさまざまな不調の症状が起こるのだとか。私の場合、若いころの主な症状は頭痛で、今回は倦怠感でした。「病」と入ってはいますが、内科医監修の書籍によると正式な病名ではなく、病院で検査をしても異常が認められないことが多いため「そもそも病気ではない」と医師によっては理解されにくいこともあるそう。症状が重くても天気とともに回復するケースが多いことも、病名ではないとされる一因のようです。
私の場合も、天気が回復すると体の不調が治ります。私は今43歳なので年齢的に更年期かなとも思ったのですが、天気に左右されるということはやはり天気痛の可能性が高いと思っています。
ちなみに、若いころ天気痛と言われたとき私は夜勤のある仕事に就いており、内科医は「夜勤の影響で自律神経が乱れていることも天気痛の原因だろう」と言っていました。書籍にも「自律神経が乱れると気象変化に合わせて体をうまく調節できなくなり天気痛につながる。病院の受診や漢方薬の服用なども考慮しつつ、症状に合わせたセルフケアを続けることが対策になる」とありました。そこで、私もなるべく自律神経を整えるよう努めることにしました。