私と夫は、スピード婚でした。結婚願望も強かったので、結婚式にもこだわって、夢のような日々を送っていました。当時、式も無事に終わり、幸せいっぱいの気持ちで今後の住まいとなる義母宅に帰ったのですが……。

誰も味方がいなかった新婚生活

親戚一同が祝福して迎えてくれると思っていたのに、現実は違いました。「今日から嫁なんだからお客様にお茶を入れて」と指図される生活が始まったのです。「こんなこともできないの?」「こんなことも知らないの?」と上から目線の言葉に、1日もたたないうちにホームシックになりました。あんなにやさしくしてくれた義母はまるで別人のよう。夫も自分の家だからとくつろいでいて、私の理解者は誰もいませんでした。

実家には迷惑をかけたくなくて、幸せなふりを続けました。でも、つらい日々の中で恐怖症が悪化し、過呼吸の症状が出るほど精神的にまいってしまいました。当時の職場の上司が気づいてくれたおかげで、何とか別居することができました。

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本当に苦しかった別居生活

小さな子どももいたので生活は大変で、別居しても体調や精神状態はなかなか回復しませんでした。本当に苦しかったです。

この状況がしばらく続きましたが、子育てが少しずつラクになるにつれ、そして、私自身も年を重ねるにつれ、ゆっくりですが状況を受け入れられるようになってきました。