文具のとびら編集部

30分間、文房具の話題だけをお送りするラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」のパーソナリティ「なおちゃん」こと、ふじいなおみです。

番組では毎週たくさんの文房具が登場します。その中から、他故さんとなおちゃん2人で選んだ商品をピックアップ。より掘り下げてご紹介していきます。


なおちゃんの地元「北海道」と他故さんの地元「静岡県」のマグネットを購入しました

今回は、2024年11月24日OA のオープニングでご紹介しました、ペノンの「旅するマグネット」をご紹介します。

ついつい集めてしまうもの

ついつい集めてしまうものってありませんか?

例えば、スタンプ。
車移動の休憩&地元の名物GETスポットでもある「道の駅」。
ドライブが好きなわたしの両親や妹は、北海道内にある道の駅のスタンプをすべて集めるスタンプラリーに挑戦していました。北海道はとにかく広いので、特に妹は何年もかけてやっとのゴールとなったようです。

わたしも収集癖があるので、いろいろなものが部屋の中にあります。
読者の方々ならご存知の万年筆インクをはじめ、リラックマと一緒にいる「キイロイトリ」が大好きなので「ご当地リラックマストラップ」を集めていた時期もありましたし、その前には、「ご当地モチーフのピンバッジ」を集めていました。

そうなのです。集めるってとても魅力的なのです。
そして、スタンプラリーにしても、そこでしか買えないグッズだとしても、それらは目的であるのと同時に触媒であり、その働きで人間が新たな発見をしたり非日常の体験をしたりすることでさらに満足感を得られていると考えます。

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ぺノンの進化

ぺノンという会社があります。


シンプルかつおしゃれなところが気になって、遠出して買いに行ったのも思い出

わたしが初めて知った時には、メガネやネクタイというモチーフや刺繍のフラッグがついているボールペンを販売している会社でした。


パッケージで作ったペン立てに国旗の刺繍が施されたモチーフのボールペンを指しました

パッケージはジャバラ折のダンボールでできていて、ところどころに切り取り線があり、抜き出すことができます。すべてのパーツを抜き出して組み立てると、なんとペン立てに!
プラスチックフリーを目指しているため使用ずみの替え芯を回収して芯に使われているプラスチックをリサイクルするという徹底さも驚きでした。

そう、この会社が貫く製品づくりの柱は「環境に優しい」こと。ペンの軸に使用する木材は森林認証されたもの。社長自らも植樹を体験されたそうです。

一度製品発表会に伺ったことがあり、その時に伺った話があまりに印象深く、なおちゃんが応援をしている会社です。


「タッチミー! アートペン」ではゴッホのひまわりにさわれちゃう!!

ぺノンが次に出したものは「タッチミー!アートペン」という商品でした。美術の便覧に掲載されていたような有名な作品をモチーフに、同社が持つ技術で立体的に加工して「見て・触れて・書いて」という新たな体験ができるボールペンを生み出しました。


「タッチミー! ウッドポストカード」は飾るための木製台も販売!

そして、立体的に加工する技術を使うことで、ポストカードサイズの木の板に名画を立体的にプリントした「タッチミー!ウッドポストカード」や美濃焼タイルに立体プリントを施した「タッチミー!アートマグネット」など、主に美術館の展覧会に合わせて、テーマになっている画家の作品を商品化しミュージアムショップで販売されています。また、和柄のものはインバウンド需要とマッチしているようです。

これらの活躍をいつも見守っていました。ポップアップストアまで商品を購入しに伺ったこともあります。
どの商品にもぺノンの「一生懸命さ」を感じるのです。「自分たちができるところまでクオリティを上げて、とことん作る」その気迫がいつも伝わってくるのです。