“早すぎる”夫に絶望した36歳妻が離婚するまで。酔った勢いで別の男性と一線を越えてしまい…

不倫報道はいつの時代も注目の的で、他人事であるにもかかわらず当事者のように怒り狂う人が続出する。けれどその熱はあっという間に冷め、“その後”を追う者は少ない。不貞を働き離婚に至るのは男性だけではないだろう。今回は女性に焦点を当て、不倫の末に婚姻関係を解消した“シタ妻”たちがその後どのような人生を歩んでいるのか、そのリアルに迫る。

◆交際ゼロ日婚→即イク夫に絶望

金田詩織さん(仮名)36歳・イベント会社勤務

四国在住の金田詩織さん(仮名・36歳)は、24歳で5つ年上の男性と交際ゼロ日婚。大手自動車メーカー勤めと申し分ない相手だったが、金田さんが不倫に走った原因は、深刻な性の不一致だった。

「彼は極度に“早い”人で、挿れただけでいってしまううえ、前戯も皆無。『まだ20代なのに一生こんなHしなきゃいけないの?』と不安が募り、私から拒絶することが増え、結婚1年半でレスに。彼は子供を欲していたから責められる日も多かったんですが、結局、子供はできませんでした」

精神的に追い詰められた金田さんは自立の道を探ろうと、6年前から起業家を目指す人向けの講習に参加するように。そこで知り合った6歳上の男性と、飲み会の勢いで一線を越え、不倫関係が始まった。

「でも、不倫を察した旦那が私に探偵をつけていたんです。当然、不倫はバレましたが、『俺がいる時以外の外出は一切禁止。不妊外来にも行く』という条件のもと関係の再構築を求めてきて。もう無理と思い、離婚を切り出しました」

◆「不倫相手と事実婚で幸せ」

幸い大揉めはせず離婚は成立したが、ひと月後には不倫相手との子を妊娠したという。

「実は相手にも奥さんがいて、あちらは家のローンについて親戚ぐるみで揉め、離婚まで1年もかかってて。私はその間に出産まで終えたんですが、彼が本当に離婚してくれるのか不安で。何度も大喧嘩し、別れの危機もありましたね」

そんな難局を乗り越えた2人は現在、事実婚状態にある。

「結婚は互いを縛ってしまうという感覚があるのと、彼も籍にこだわってはないので、事実婚のまま。そのおかげか今でも彼との仲は良好で、性生活も満たされてます。不倫で相手の奥さんを傷つけたことは申し訳ないけど、元旦那と縁が切れたので後悔はない」

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[不倫離婚シタ妻]たちのその後]―