文具のとびら編集部
ぺんてるは、8色の色芯を内蔵した、どこでも気軽にスケッチできるホルダー式色鉛筆「Art Multi8(アートマルチエイト)」を、2024年12月20日から順次発売を開始する。
同社は、発売に先駆けて12月12日13時から新商品の体験発表会を羽田空港第一ターミナルビルで開催した。
アートシーンに特化した描画材
発表会では、製品戦略本部製品戦略部マーケ・デザイングループ マーケティング課小中真哉さんが「Art Multi8」について説明した。
「Multi8」は、2㎜の色芯を8本内蔵したホルダー式のシャープペンシル。1982年に前身モデルの「プリズメイト」が登場しており、独創的な機能と遊び心的な感覚の製品として学生層をターゲットに販売した(現在は海外のみで販売)。1986年に「Multi8」として改めて発売、日本国内のみならずアメリカやヨーロッパなど13カ国・地域で販売されており、年間で4万本以上販売されているロングセラー商品となっている。
発売当初は、製図・デザインなどの専門用途や事務用途向けのマルチペンとして訴求してきたが、Multi8のユーザーインタビューを通じて、近年では、8色の色鉛筆をコンパクトに持ち運べる携帯性から、スケッチブックや「トラベラーズノート」(デザインフィル)などの手帳と共に旅先や外出先へ持ち運び、アート用途として使用するユーザーが増えていることが明らかになったという。
そこで今回、アートシーンに特化した描画材「Art Multi8」として、新しく生まれ変わった。スケッチやイラスト描きに適した8色の芯(赤、青、茶、橙、黄、黄緑、スカイブルー、ピンク)を厳選し、ボディには内蔵芯が見やすく直感的に選べるクリア素材を採用し、ノック・クリップ部のパーツも描画の邪魔をしないオフホワイトをカラーリング。この1本で、どこでも気軽に8色の色鉛筆を楽しむことができ、旅先や外出先で手帳スケッチを楽しむ人におすすめの1本となっている。価格は、単品が税込2,750円、本体のほか12色の替芯(内蔵芯8色+黒、緑、ペールオレンジ、紫の4色)各1本と削り器を付属したセット商品(写真)が同4,180円。
別売りの「Multi8」専用替芯(同110円~165円)は、「Art Multi8」にも使用可能。蛍光色や鉛筆芯、ボールペン芯などを含む、全19種の専用替芯をラインアップ。描くものやシーンに合わせて、好きな8色に入れ替えて、自分だけの1本にカスタマイズすることができる。
続いて、「Art Multi8」の企画立案を担当した製品戦略部商品企画グループの大澤成さんと、イラストレーターのハヤテノコウジさん、Instagram「土曜日の日記」で#よりみち手帳時間 や#ミクロ絵日記を投稿しているみきさんがトークセッションを行った。
ゲストの2人も日頃から「Multi8」で手帳スケッチを楽しんでおり、愛用の「Multi8」を紹介しながら、「ノートのお供として、いつもカバンに入れています」(みきさん)、「持ち歩くための携帯用創作道具の一つで、旅には必ず持っていく1本」(ハヤテノさん)など、その魅力や描く楽しみについて語った。
「Multi8」で描かれた手帳スケッチ作品を会場に展示
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