ずっと股擦れの意味はわかりませんでした。ヨガやキックボクシング、水泳など定期的な運動をしていたこともあり、平均体重以上になったことはありませんでした。そして、ズボンかタイトスカートにストッキングというスタイルが多かったため、股擦れを引き起こす体型になってきたことに気付かなかったのです。そんな私が40歳のころに股擦れしていることに気付いた体験談を紹介します。

股擦れとは痛いものらしいと聞いていたけれど



今まで、体型がふくよかな人が「ジーンズの股が擦れて穴が空く」「股擦れを起こしてしまうのでかばって歩いていたら腰を悪くした」などという話をしているのを聞いたことはありました。

痩せてはいないものの、適度な運動と「太りたくない! かわいい服も着たいし、体型でファッションを選びたくない! 」という強い意識のもとに、ほぼ平均体重だった私に股擦れは無縁のものでした。

鏡で見ても太ももに隙間もあったし、運動で引き締まっていたから回避できてはいましたが、きっと股擦れをするギリギリ手前の普通体型だったのだと思います。

(広告の後にも続きます)

股が擦れて赤くなって痛い!



結婚して子育てと仕事を両立させるストレスで急激に太り始めたのが40代です。会社の制服の規定が変わり、フォーマルだったこれまでと違ってカジュアルなスニーカーやパンツスタイル、スカートもOKになりました。

今までヒール一辺倒で外反母趾気味だった私は、即スニーカーに変更! うれしくて歩きやすそうなウォーキングシューズを購入し、スカートにスニーカーで出勤し始めました。ストッキングではなく靴下、靴下なので当然足はむき出し状態の生足です。

つまり、太って隙間のない太ももの内側がダイレクトに擦れ合うことになってしまうことに! 薄いストッキング1枚であっても、その薄い繊維が直接擦れることを防いでいることに今まで気付かずにいました。

早速夕方くらいにある異変に気付きます。「あれ、太ももの内側がすごく痛い。歩くたびに擦れる」。お手洗いで見てみると、両太ももの内側が赤くなっています。しかも、切り傷と違ってじくじく痛い! 慌ててストッキングをはき、太ももが直接擦れないようにしたものの、もう痛くて痛くて耐えられない! やっとのことで仕事を終えて帰ってきた自宅では、お風呂に入るとき染みて痛いのです。これが、股擦れのかとやっと気付いたのです。

なぜこの日まで気付かないで来られたのか? それは私の服にありました。休みの日は100%ジーンズなので股がむき出しになることはないのです。仕事中もタイトスカートかパンツにストッキングまたはタイツで、寝るときは上下のパジャマ。

2人の子を出産し、年と共に代謝が落ちているのに食べ続けて太ってからもこのスタイルだったため、股擦れする体になっていることにまったく気付きませんでした。