来年8月に迎える還暦記念のため、「手触りのあるリアルな本を作ってみたい」そう思い立ち、少部数・低価格での冊子印刷にチャレンジしてみました。SNSとは違い、自分の手と頭を総動員しなくてはならず、私にとっては高レベルの脳トレとなりました。
本作りのきっかけ
20年以上前から、私はブログやインスタグラムなどのSNSに投稿しています。
50代に入ってからはライターの仕事に就き、いくつかのweb記事を書いてきたのですが、そのどちらも自分の声が誰かに届いている、という実感が希薄なままでした。
また、仕事でのweb記事はほとんどが「紹介記事」で、他の人のことや他の場所のことばかりを書いているのです。
そんな物足りない気持ちから、
「還暦を機に自分事のリアルな本を作って、身近な人たちに手渡してみようかな」
そう思うようになりました。
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どんな体裁の本にする?
最初に考えたのは「読み手の負担にならないページ数にしたい」ということでした。
ちょっとした隙間時間に開けるような、20ページ前後のA5サイズに。
写真とエッセイの本にすることは決めていたので、一編はコーヒーを飲みながら読み終えるくらいの、800字程度がいいかも。
まずはこんなふうに、ざっくり形から決めていきました。