子離れしない両親へ出した私の答え
電話越しに聞いた母の怒鳴り声に、私は一瞬萎縮しそうになります。しかし、夫や義両親と過ごすようになり、自分自身も子育てをするようになってから、私は「子どもの決断を尊重できない親の言いなりにはなりたくない」と強く思うようになっていたのです。怒り続ける母に対して、私は「それは私が決めることだから」とキッパリと返して、電話を切りました。
1時間後、今度は父から電話がかかってきます。父は昔から母の言いなりです。きっと「保育園に就職しないように止めて」などと母に言われたのでしょう。「保育園は思っているより大変だよ」「ほかの仕事にしたほうがいいんじゃない?」と諭してきます。私はうんざりしながらも同じように「意見としてはありがたく聞くけど、自分で決めたいから」と返しました。私の毅然(きぜん)とした態度に驚いたのかもしれませんが、父や母から折り返し電話がかかってくることはありませんでした。
その日の夜、昼間にあった出来事を夫に報告。過去の親子関係を知っていた夫は、ややあぜんとしつつも母や父に言い返したことを褒めてくれました。
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まとめ
結局保育園の仕事は、迷っている間に求人がなくなってしまい応募することなく終わりました。しかし「新しいことをしたい」という思いがあり、今ではママライターとして働いています。母は「助産師の資格を使わないなんて」と思っているようですが、あれから仕事について干渉してくることはなくなりました。
私の人生は私のもの。最大の理解者である夫を味方につけて、これからは母から干渉されることなく自由に暮らしていきたいです。また、私自身も3人の子どもたちの決断を尊重できる親でありたいと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
著者/水島 なつめ
30代・ライター。筋トレ狂いのマメな夫、2019年生まれの男の子、2021年・2023年生まれの女の子、猫4匹と生活中のママ。趣味のカラオケがしたいけどなかなか時間が取れず、常にじれったい思いを抱えている。