3.「専用物干しスペース」で冬の部屋干しを快適に
リビングや使っていない部屋で部屋干しをするときには、物干しラックやハンガーをかけている方も多いですが、頻度が高いのなら「専用の物干しスペース」を作るのがおすすめです。
最後に物干しスペースのアイデアを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ランドリースペースに物干しを設置する
家にランドリースペースがあるのなら、ランドリーパイプを設置して、洗濯から乾燥までをすべて済ませられるようにしましょう。生活の場と物干しの場を分ければニオイ移りが防げるだけではなく、家事動線もぐっとシンプルになります。
ランドリースペースに家族全員分の洗濯物を干せないときには、浴室乾燥機を使って浴室に干す、または他の部屋や廊下に物干しをつけるなどの対策を考えましょう。
家にランドリースペースがないのなら、洗面室や使っていない部屋、ベランダ、サンルームなどをランドリースペースにリフォームするのも選択肢のひとつです。
壁紙や床材に調湿性が高いものを選べば、室内の湿気やカビを防ぐだけではなく、水蒸気を吸収して洗濯物を速く乾かす効果も得られます。
壁紙(クロス)の種類。素材の特徴とリフォームに向いている場所を紹介
窓際に昇降物干しを設置して、一時的な物干しスペースにする
雨の日や冬場など、部屋干しの頻度が低いのなら、日当たりと風通しの良い窓際に一時的な物干しスペースを作ると良いでしょう。
川口技研「ホスクリーン」など、室内用の物干しは、窓枠や天井、壁などに簡単に設置できます。
「物干し竿が目立つのが嫌だ」「生活感をなくしたい」という方は、天井に設置する昇降式の物干しがおすすめ。ヒモや棒を使って部屋干しをしたいときだけ物干し竿を下ろし、使わないときには天井にすっきりと収納できます。
画像出典:川口技研「室内用物干 昇降式(操作棒タイプ)」
室内物干しを設置するときに注意したいこと
■下地補強工事が必要となる場合がある
室内物干しを取り付ける天井や壁は、物干し本体と水を含んだ洗濯物の重さに耐えられる状態になっている必要があります。
そのため、取り付けられる場所が限られたり、天井や壁の下地を補強する工事が必要になったりする点に注意しておきましょう。
■DIYより業者に取り付けを依頼するのがおすすめ
物干しを天井や壁に設置するときには、軽くではありますが穴を空けます。自分で電動ドリルを使って取り付けることもできますが、失敗や安全性を考えると業者に依頼したほうが安心です。
とくに設置位置は重要で、物干しが斜めになると見た目が悪くなりますし、2本以上設置するときには距離が近すぎると洗濯物が乾きにくくなったり、ハンガー同士がぶつかって干せなくなったりします。一度外して再度取り付けることもできますが、穴をあけた部分が見えてしまうため不格好になる心配も。
物干しは1万5,000〜4万円ほどの施工費用(製品代を除く)でできるので、心配な方は業者依頼を検討したほうが良いでしょう。
(広告の後にも続きます)
4.まとめ
冬場は洗濯物が乾きにくいので、毎日の洗濯が憂鬱になってしまうと思います。
「なかなか洗濯物が乾かない」「生乾き臭が気になる」という方は、今回紹介した時短テクニックやニオイ対策などをぜひ試してみてください。
一時的な部屋干しならば、今回紹介したような一時的な対策で済ませられるので、あえて物干しスペースを作る必要はないかもしれません。しかし部屋干し頻度が高いのなら、室内物干しを設置して専用物干しスペースを作ったほうが、毎日の洗濯をストレスなく進められます。
自宅に物干しスペースを作るのなら、一度リフォーム会社に相談するのがおすすめです。
間取りやライフスタイルなどに合わせた、最適な方法を提案してもらえるでしょう。
リフォームガイドでは、優良会社の中からお客さまの悩みや希望に対応できるリフォーム会社を専用のコンシェルジュが紹介いたします。
部屋干しでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。