義両親へ挨拶するタイミングと挨拶の方法
では、実際に挨拶をするタイミングと挨拶の方法をご紹介します。
離婚を決めてからあまり日を空けない
離婚が決まってからあまり日を空けないことをおすすめします。日を空けてしまうと印象が悪くなってしまい、失礼にあたる恐れがあります。日を空けることにより余計に行きづらい状況にもなりかねません。
また、上記にあるように、離婚が確定する前に挨拶してしまうと離婚を考え直すように説得されてしまうなど、干渉を受ける可能性もあります。
義両親への挨拶の方法
義両親への挨拶は主に以下の3つの方法があります。
・直接伺って挨拶
・手紙での挨拶
・電話での挨拶
それぞれを順番に見ていきましょう。
直接伺って挨拶
挨拶は、礼儀に則って本人に直接会いましょう。お祝い事の挨拶は伺いやすいものですが、離婚の挨拶はなかなかしづらいものです。しかし、だからこそ直接挨拶に行くことで重要性を伝えられます。
挨拶に行くうえで大切なのは、冷静さを失わないことです。あくまで挨拶に行くのはお礼や離婚のお詫びをするためであって、冷静さを欠いて配偶者や義両親への不平不満を言ってはなりません。
手紙での挨拶
手紙での挨拶の利点は、内容をじっくりと考え、伝えたいことだけを伝えられることです。対面での挨拶ではどうしても冷静でいられない方にはおすすめできます。
しかし義両親に「一方的に手紙を送るとはどういうことだ」、「大事なことを手紙だけで済ませるつもりなのか」と怒らせてしまうこともあるでしょう。そんなときには、「本来ならば直接伺うべきところ、お手紙で申し訳ありません」との旨を書き添えましょう。
電話での挨拶
義両親が必ずしも近くに住んでいるとは限りません。そういう場合は電話で挨拶する手段もあります。しかし、上記の手紙と同じく「直接来ないで、電話で済ます気か」と言われてしまうかもしれません。
そういう場合も手紙と同様、「本来ならばお電話でなく直接ご挨拶に伺うべきですが、このような形になってしまい申し訳ありません」など、一言添えるとよいでしょう。
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離婚の事情は人によりさまざま
離婚には上記に挙げた理由以外にもさまざまなケースがあります。必ずしも、上記のような例に該当するとは限りません。離婚の背景が複雑なケースや義両親がどのような人達であるかを踏まえ、自分たちの状況を理解して挨拶に向かいましょう。
離婚のときの条件や挨拶をすべきかどうか悩むときには、弁護士に相談するのもよい手段です。
白谷 英恵
Authense法律事務所