5.浴室床リフォームの費用を抑える方法
「床だけのリフォームだから費用はかけたくない」「そのうち浴室ごとリフォームするかもしれないから…」などの理由で、費用を抑えたい方もいるはずです。ここでは浴室床リフォームの費用を抑える4つの方法をお伝えします。
[1] 床材のグレードにこだわらない
浴室床リフォームは先ほども紹介したように、素材によって費用が左右されます。そのため、費用を抑えるのであれば床材はなるべく安い素材にしたり、グレードにこだわらないのが一番です。
[2] 介護保険を利用する
要支援・要介護認定されていることが前提となりますが、浴室を滑りにくい床にリフォームすることで、介護保険から補助金が支給されます。
高齢者がいるお宅の浴室床リフォームをする際は、一度担当のケアマネジャーに相談するとよいでしょう。
▼浴室のリフォームで使える補助金について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【2024年度】お風呂リフォームで使える補助金は4種類!申請方法も解説
[3] 相見積もりを取る
リフォームの費用を安くしたいのであれば、はじめから1社に絞らず、2~3社から相見積もりを取りましょう。
複数の業者を比べて高すぎないか、あるいは安すぎないかチェックすることができます。
また、業者は浴室リフォームの実績が豊富な会社に依頼すると、独自ルートで材料を手に入れられて、施工費用も安くなる可能性があります。
[4] DIYに挑戦する
DIYが得意な方は、床シートを使ったDIYにチャレンジすれば安くリフォームできます。
ただしDIYについてはいくつか注意点がありますので、次で詳しく説明します。
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6.浴室床リフォームDIYの注意点
DIYをお考えの場合は、注意点もあわせて確認しておきましょう。
[1] 下地補修をしっかりする
シートを上貼りする場合、きれいに仕上げるためには下地補修をしっかりと行いましょう。既存のタイルを剥がしてから行う場合も、そのまま上から貼り替える場合も、しっかり目地や凸凹をなくすように補修するのがポイントです。
下地補修の工程は仕上がりに大きく影響するので、念入りに行いましょう。
[2] タイル貼りはDIYでは難しい
浴室の床は狭い範囲ですが、床シート以外の素材を使ってDIYするのは至難の業です。
タイルはホームセンターでも手に入りますが、実はタイル貼りはプロでも気をつかうポイントで、専門の職人がいるほど。
経験が浅い方が行うと失敗する可能性が高くなるので、おすすめできません。
[3] 土台の状態が悪すぎるとDIYできない
既存の床材が割れてしまっている場合、そこから浴室の土台に水がしみ込み腐食を起こしている可能性があります。その状態になるとDIYでの補修ができないので、業者に頼んで修理してもらいましょう。
目立ったひび割れがなくても、下地が大丈夫かどうかは判断しづらいため、少しでも不安を感じたら業者に依頼することをおすすめします。