突如「VISAカード決済停止のお知らせ」を公開し波紋を広げた「オタク婚活のアエルネ」が2024年12月16日、「決済が継続できることになった」と報告した。
2日前に「本日カード決済会社より連絡があり」
「アエルネ」は、「オタク」な趣味を持ち、結婚を希望するユーザー同士をマッチングするサービスだ。
同サービスには一部月額課金の有料コースが存在するが、14日、公式サイトにて「急なお知らせで大変恐縮ですが、本日カード決済会社より連絡があり、アエルネでのVISAカード決済が停止するとのご報告を受けました」と知らせた。
アエルネはVISAカードによる決済停止の理由については明かしていないものの、SNSでは、昨今相次ぐカード会社による「自主規制」への疑問をつづる投稿が相次いだ。
2022年7月以降、「DMM.com」や同人誌や同人ゲームなどのオンライン販売を手掛ける「DLsite」、無料の電子書籍配信サービス「マンガ図書館Z」などでクレジットカード決済の取り扱いが終了となる動きが起こっており、SNSユーザーからは「オタク憎し」の対応では、とする声が上がった格好だ。
アエルネは16日、一転して「先日お伝えしましたVISAカード決済停止の件ですが、先ほど決済代行会社より連絡があり、決済が継続できることになったと報告を受けました」と発表した。
公式サイトでは、「つきましては、アエルネではこれまで通りVISAカードをご利用いただくことができますので、どうぞご安心くださいませ」と伝えている。
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新たな決済代行会社は「回答は控えさせていただきます」
「決済代行会社はどこか」と尋ねる声には、「恐れ入りますが、回答は控えさせていただきます。大変申し訳ございません」としている。
決済停止の撤回に至った経緯については詳細を明かしていないものの、SNSでは短期間での撤回をめぐり、「反響の大きさから決定が覆されたのでは」とする見方が多い。
「これで良かったね、じゃなくて、じゃあ何で1回決済停止にしたのに数日で手のひら返ししたの? っていうのを決済代行会社から説明してほしいですよね」
「最短2日で停止させるかも知れない位緊急の通達からこの手の平返し、『個人裁量』『越権行為』という言葉を頭に浮かべざるを得ない」
「SNSで燃えたからっぽい。説明がつく正当な理由があっての停止なら燃えても撤回なんて普通しないんだがな」
前東京都議会議員の栗下善行氏も、「よかったと思う一方で、多くの方の耳目を集めなかったら、そのままだったのではないかという気がします。今後同様の事案が起こらないよう経緯の把握や問題意識の醸成は必要です」と訴えている。