プロ野球日本ハムでプレーした野球解説者の嶋田信敏氏(64)が2024年12月17日に公開されたデーブ大久保氏(57)のユーチューブに出演し、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で巨人に入団した甲斐拓也捕手(32)について私見を述べた。
「ジャイアンツは持っていくよね」
巨人は17日に甲斐と契約合意に達したことを発表。スポーツ紙の報道によると、5年以上の大型複数年契約という。
24年シーズン、リーグ優勝を果たすも日本シリーズ進出を逃した巨人は今オフ、積極的に戦力補強を行っている。
中日の絶対的守護神だったライデル・マルティネス投手(28)を獲得し、楽天から自由契約となった田中将大投手(36)の入団も確実視されている。スポーツ紙の報道によると、マルティネスは4年総額50億円以上の超大型契約で合意したという。
マルティネス、田中に続く、甲斐の巨人入り。球界を代表する選手の相次ぐ巨人入団に、嶋田氏は「ジャイアンツは持っていくよね。やっぱり、みんなジャイアンツに行きたいのかね。なんか最近、そんな風潮になってきている」と率直に語った。
そして、巨人の捕手事情に言及。24年シーズンは、大城卓三(31)、小林誠司(35)、岸田行倫(28)らが併用で起用され、捕手は3人体制だった。25年シーズンは、ここに甲斐が加わり、阿部慎之助監督(45)の起用に注目が集まる。
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「僕は巨人がぶっちぎって優勝する気がしますね」
25年シーズンの巨人捕手に関して、嶋田氏が「リード的にどうなんだろう。例えば、甲斐選手、大城選手、小林選手といたら、リードは甲斐選手のほうが面白いのかな」と私見を述べると、23年シーズンに巨人のコーチを務めた大久保氏は、3人の捕手をそれぞれ、こう評した。
「小林誠司は状況を大事にする。それが上手。大城はミーティング通り。岸田はどちらかというと、インコースを使ったりする。パ・リーグっぽい」
巨人の戦力補強はマルティネス、田中、甲斐にとどまらず、スポーツ紙の報道によると、大リーグのピッツバーグ・パイレーツからFAとなったトレイ・キャベッジ外野手(27)と基本合意に達したという。
目標の日本一に着々と戦力を整える阿部巨人。嶋田氏が「来年、ジャイアンツ優勝するかもね」と予想すると、大久保氏も同調。
「僕はぶっちぎって優勝する気がしますね。マルティネスが入って、マー君も入った。(マルティネスは)手も足も出ない。去年戦って。あんなピッチャーがいるんだと。マウンドに立ったら怪獣だった。でかく見えて、球が強くて。それだけでも8割、9割優勝だなと思っていた」との見解を示した。