「FPに聞きたいお金のこと」、今回は20代男性から生命保険に関する相談で、「定期保険」が気になるという内容です。保険はいざという時に大変役に立ちますが、健康面にさほど心配のない20代の若い人たちにとっては加入するかどうか非常に悩ましいところです。将来は不確定であるため加入するかどうか、どのような保険に加入するのが良いのか?ということに正解はありません。自身の価値観やライフプランに合った考え方、後悔しない判断をしてもらいたいです。
20代独身男性からの相談内容
最近よく「定期保険」という言葉を耳にします。保険料が安いのが魅力とのことですが、とりあえず加入した方が良いのでしょうか?死亡保障については、今のところあまり必要性を感じていません。医療保険やがん保険には入っています。周りも保険に加入している人、そうでない人がいてどこまで備えておけば良いのか分かりません。
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定期保険とは
定期保険は文字通り一定期間の死亡保険です。例えば60歳までに亡くなった場合、1000万円が死亡保険金として支払われますが、60歳まで生存していれば掛け捨てとなります。一般的に貯蓄性が低く、解約返戻金がないものが多いため、保険料が安いのが特徴です。
筆者の試算によると25歳男性が10年間1000万円の死亡保障の定期保険に加入する場合、月額保険料は数百円程度、30年間55歳までの保障でも月額保険料は1500円程度です。