“月から見た地球”を観測するというロマン。スウォッチ×オメガ「ムーンスウォッチ」新作に込められた“ある秘密”

発表されるたびに話題となり、常にサプライズを届けてくれるスウォッチ×オメガの「ムーンスウォッチ」シリーズ。2024年11月に新たに仲間入りした「ミッション トゥ アースフェイズ」には、まだあまり知られていないポエティックな秘密が隠されている。

「それでも地球は動いている」ことを証明する4つの大陸

「それでも地球は動いている」という言葉は、地動説を唱えたガリレオが宗教裁判で語ったもの。地球と天体に関わるこの名言を、「ミッション トゥ アースフェイズ」ではユニークな方法で解釈した。

月と地球、両方の視点をもつ「ミッション トゥ アースフェイズ」。購入したら、ぜひ付属のU Vライトで10時の位置にある「アースフェイズ」を照らしてみてほしい。実はこのシリーズには3種類の地球のパーツが存在しており、購入時には選ぶことができない。どれが出るのかは買ってみてのお楽しみだ。


UVライトで照らした時の「アースフェイズ」
〈左から〉ユーラシア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸

肉眼で見ると雲に覆われていて見えづらいが、地球のパーツにはユーラシア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸がそれぞれ描かれている。海の部分が紫外線でのみ見える UV インク(ブルーの発光)でコーティングされており、U Vライトで照らすと大陸がはっきりと見えるという仕組み。この4つの大陸を描くことで、月から見た地球には様々な側面があり、ガリレオが唱えたように「地球は動いている」ことを遊び心と類いまれなる技術を交えて暗示している。

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背面に刻まれた人類の貴重な一歩

「ムーンフェイズ」は「アースフェイズ」と対をなすように2時の位置に配されている。29.5日周期に基づいて変化し、2 つの月の円盤とマスク(北半球と南半球)を使って、その様子を観察することができる。月面のクレーターはデジタルプリントで精密に表現した。

さらに、時計の裏面のバッテリーカバーにも月を描いている。人類で初めて月面に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロングの足跡が刻まれているので、虫眼鏡などで見てみよう。

過去から未来を内包するような宇宙の世界、そして人類の歴史を凝縮したような「ミッション トゥ アースフェイズ」。その腕に、宇宙視点のロマンを携えて。

text: Azu Satoh

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