ひどくなるせきの正体は…



風邪の症状が出て10日ほどたったころ、親子そろってせきはかなりひどくなっていました。鼻水やたんが絡むせきではなく、空せきのような症状なのです。子どもはせき込みすぎて嘔吐してしまうことがあり、私も通勤の電車や職場でせきが止まらなくなってしまいました。

ちょうどそのころ、テレビで「マイコプラズマ肺炎が大流行中!」というニュースを目にし、もしや! と思い、かかりつけ医とは別のクリニックを受診しました。念のため検査してみましょうということになり、検査キットを使った検査をおこなったところ、やはり親子そろってマイコプラズマ肺炎(肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症)であることが判明!

マイコプラズマ肺炎は、発症当初は普通の風邪症状が出るため、どうしても一般的な風邪と判断されることが多いそうですが、その後せきが長引くのが典型的な症状。私たちのせきがひどくなってきたのも、そのせいのようです。他人にも感染はするものの、インフルエンザなどのように強い感染力はないとのこと。マイコプラズマ肺炎にかかっている自覚がないまま過ごしている人もかなり多いらしいですが、マスクをして過ごしていれば、感染を防ぐことはできるのだそうです。

私たちは風邪の症状が出てから日数がたっていたため、このまませきが落ち着くのを待ちましょうということになり、せき止めだけ処方されましたが、症状がひどい場合は、抗生剤が処方される場合もあるようです。そして、その後も空せきは続きましたが、1カ月ほどでようやく落ち着きました。

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まとめ

せきがかなりつらかったマイコプラズマ肺炎。せきのし過ぎで腹筋が痛くなったりするなど、さまざまな弊害もありましたが、やはり体調の不調を感じた場合はすぐに、そしてきちんと医師に診てもらうことが大切だと感じた体験談でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

著者/江口 りん子
40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。