積水ハウスとミナ ペルホネンとのコラボレーションで誕生した平屋「HUE(ヒ ュー)」。
そのモデルハウスには、心地よく楽しく暮らすインテリアのヒントが詰まっていました。

教えてくれたのは・・・
ミナ ペルホネン
皆川 明さん
デザイナー。テキスタイルデザインを中心に、衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行う。

外観はこんな感じ


「HUE」の外観。
低彩度、低コントラストで、美しいグラデーションを描く色合い。
街に調和する佇まい。

普遍的な「器」に彩を添えるインテリアで愛着を生む居場所に

人生100年時代に「より長く住み続けたい」住まいを。そんな思いで住宅メーカー・積水ハウスと、ミナ ペルホネンがタッグを組み、誕生した平屋建てのモデルハウス「Hヒ ューUE」。

積水ハウスのノウハウを生かしつつ、ミナ ペルホネンのデザイナー・皆川 明さんがディレクションを手掛けた家には、愛着が育ち、心地よく住み続けるための工夫とアイデアがいっぱい。
その思いは、間取り、内装、外観、外構など、細部にまで行き渡っています。

平屋ならではのおおらかな空間を間仕切り家具で緩やかに仕切り、視線を遮りつつも家族の気配が感じられるつくり、一日の光の陰影の変化も見極めた間取りとともに、家族の成長に合わせてリフォームしやすいシンプルな構造。

世代を超えて受け継がれていく、これからの理想の家の姿がそこにありました。
もちろんインテリアにも、その感性がちりばめられています。

特にこだわったのは家族が集うリビング。ソファ、造り付けの棚にも、丸みを多用し、配置の工夫で穏やかに、自然に会話が弾む空間になっています。

皆川さんが何度も足を運び、それぞれの空間に合わせてセレクトした家具や素材は、経年変化で味わいが増すもの。
一方、意外な場所に溶け込むアートやカラフルなカーペットなど、楽しい仕掛けが暮らしに彩りを添え、時間とともに愛着が編み込まれる家に育っていきます。

01. リビングルーム


優しい光が包み、色やアートが躍るリビング。
丸みのあるソファはこの空間のために皆川さんがデザインしたもの。座が低くゆったり座れて、対面で座っても会話が弾む距離感。
背もたれにも腰かけられます。


リビングに設えた棚にも丸みをもたせて、お気に入りのものをディスプレイ。
皆川さんが即席で作ったアートも。


光と風を感じる吹きガラスのモビールは辻野 剛さんデザインのもの。

02. ダイニングルーム


窓辺に配したテーブルで一日風景を眺めながら過ごせる場所。
モダンな家具の中に混じって置かれたサイドボードは、皆川さんこだわりのビンテージ家具。
年を経た家具が空間に深みを与えています。

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それぞれの居場所で没頭しながら家族の気配を感じるつくり


平屋の南側は大きな窓を配し、リビングとダイニングが並びますが、分断することなく行き来しやすい間取り。


下はリビングの間仕切り家具の向こう側に設えたユーティリティスペース。
それぞれの場所の役割ははっきりしながら、どこにいても家族の気配を感じられます。

03. キッチン


キッチンは食材の色とも調和する色調を抑えたインテリア。


壁面は丸みを帯びた若草色のタイル、天板は人造石研ぎ出し仕上げで、種石の種類、バランス、サイズ、ベースの色すべてを皆川さんが選定。

04. バスルーム


清潔感のある白で統一。タオルやランドリーボックスなどは隠して美しさをキープし、一日の疲れを癒やし、リラックスできる空間に。


六角形のタイルやツリーのフックなど、遊び心を忍ばせて。

05. トレジャールーム


左側の窪みはエタノール暖炉で、炎を眺めながらゆったり過ごせる空間。
カーペットはどこをとってもパターンが異なる、森から連想した皆川さんデザインのもの。壁面も木パネルで自然に包まれる感覚に。

06. ベッドルーム


朝日の入る場所に作られたベッドルームには、深澤直人氏デザインのHIROSHIMAパーソナルチェアとサイドテーブルが。
眠りにつく前のひとときを過ごすことも。