『仙台せり』は食感と根っこが魅力!栄養価が高く鍋の材料にも最適

仙台せりの栄養効能

仙台せりをはじめとするせりには、免疫力の向上を促進するビタミンCや骨や血の生成に関わるミネラルなど、身体の健康維持に不可欠な栄養素が含まれています。

また、緑色の茎部分には緑黄色野菜に多くみられるβカロテンが含まれており、身体に害をもたらす活性酸素から身を守る抗酸化作用や免疫力を強める役割が期待できます。

さらに食物繊維の含有量も豊富で、便秘の予防・改善に効果があることも特徴です。

こうした高い栄養価から、せりは乾燥させたものを「水芹(すいきん)」という生薬として用いられてきました。煎じた水芹は解熱剤として用いられたほか、リウマチや黄疸などにも効果があるとされるようです。

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仙台せりの下処理の仕方

せりはアクが強いため調理の前は必ず下処理を行いましょう。下処理の手順は以下の通りです。

1.鍋に湯を沸かして塩を加える
2.10秒ほど下茹でする
3.氷水にさらす

これだけで簡単にアク抜きができます。 ただし、火を通しすぎると仙台せり特有の食感が損なわれてしまうため、加熱時間には注意が必要です。

なお、栽培ものは天然ものに比べてアクが少ないため、熱が取れたらすぐに引き上げ水気を切るようにしましょう。