彼女が目指すものは何?



彼女の痛いファッションや言動は、プライベートだけにとどまりませんでした。お店にも時代遅れのファッションで出勤し若作りの言動を繰り返す彼女に対し、次第に常連客も「なんだかおかしい……」と思うようになったのです。

そして「あの店、何だか最近落ち着かないから」と客足もだんだん遠のき始めてしまったのです。

この事態に危機感を覚えたスタッフが「オーナー、やばいですよ」「若作りやめたほうが良いですよ」などと彼女に忠告してくれたのですが、その声も彼女には響いていない様子。あきれたスタッフの中には、「もうオーナーにはついていけない」と、辞めてしまった子も出てくる始末でした。

人員補充のためにアルバイトの募集をかけると、応募はしてきてくれるのですが、みんな彼女のファッションと言動についていけず、長くは続かなかったようです。

しかし、災い転じて福となす。このことがきっかけで、「このままでは、お店が続かないかも……」と彼女もようやく危機感を抱いたようです。次第に彼女の言動も落ち着きを見せるようになりました。

そうして、足が遠のいていた常連客も次第に戻ってきて、なんとかひと段落。私は、「美容院のスタッフの言うことはお世辞かもしれないんだから、話半分に聞いておいたほうがいいよ」と彼女に忠告すると「そうだよね」と素直に聞き入れてくれました。

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まとめ

派手なファッションや言動に注いでいた熱も徐々に冷めてきた彼女。おそらく、一度客観的に自分の状況を把握したことと、周りの意見に耳を傾けることで、冷静になることができたのかもしれません。 友人には自分がアラフォーだということをしっかり認識してもらい、年相応の魅力を身に着けていってほしいと感じた体験でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/マメ美

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

著者/もり はなこ
40代女性。高齢出産した娘の育児に毎日奮闘しつつ、迫りくる更年期の陰におびえるアラフィフです。