がんばらずに筋力アップ！きつくないのに効果が高い「新しい筋トレ法」とは

5秒「ぷるぷる筋トレ」ここがすごい！

準備
5秒ぷるぷる
負荷をかける筋肉を意識して、その部位がぷるぷるするのを感じながら「1、2、3、4、5」と声に出して数えましょう。息を止めないよう注意します。
脱力

筋肉を縮めるときより、伸ばすときの方が必要な酸素の量が少ないので、5秒ぷるぷる筋トレでハアハア息切れすることはなく、楽に取り組めます。また、脳から出る“たんぱく質をつくれ”というシグナルが従来の筋トレより強く、筋肉が増えやすい特徴が。

階段を下りるだけの運動（エキセントリック運動）を行ったグループは、階段を上るだけ（コンセントリック運動）のグループに比べて、血糖値は約3倍、インスリンは約5倍、中性脂肪は約2倍多く減少したという報告があります※
※Chen et al. Med Sci Sports Exerc. 2017.

ゆっくりと筋肉に力を入れるには、脳と脊髄、筋肉をしっかり結び付け、体のすみずみまでコントロールする必要があります。つまり、脳神経はより難しい作業を要求されることになり、これを続けることで認知症予防につながると考えられます。

※足腰に痛みがある方、医師に運動を止められている方は、かかりつけ医にご相談の上で行ってください。

次回は「ぷるぷる筋トレ」の実践編を紹介します。

取材・文＝松尾肇子（ハルメク編集部）、撮影＝中西裕人、ヘア＆メイク＝榊美奈子、モデル＝田口靖子、イラストレーション＝藤原なおこ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年4月号を再編集しています