2024年3月に北陸新幹線が延伸となり、東京から福井まで乗り換え要らずでアクセスできるようになりました。これを機に北陸への旅行を検討している方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、福井県の坂井市に焦点を当て、絶対に外せない名スポットや絶品グルメをピックアップ。編集部員のリアルレポートとともにお届けします!

名物の油揚げを丸ごといただく!
「谷口屋」の絶品ランチ

東京から北陸新幹線に乗ること約3時間で、福井駅に到着。まずはおいしい食事でパワーチャージをすべく、福井名物が楽しめる人気店「谷口屋」へ。
お目当ては、雑誌や旅行情報誌など数々のメディアで取り上げられている油揚げの定食。「ここの油揚げはほかとまったく違う」と、うわさでは聞いていたのですが、確かに見た目のインパクトがすごい! 油揚げの一辺は13cmで、厚さは3cmとかなりのボリューム感です。「揚げ師」という専門の職人が約1時間かけて丁寧に揚げているのだそう。ひと口食べてみると、カリッふわっ食感が楽しく、口の中で大豆の甘さがジュワッと広がります。この量を食べ切れるかしら……と少々ドキドキしていたのですが、大胆な見た目とは裏腹に、口当たりは軽やかで繊細な味わい。大豆の香ばしさもあいまって食欲が倍増し、結局ペロリと食べ切ってしまいました。しょう油やポン酢、岩塩などで味変を楽しめるのもありがたいですね。
油揚げの佃煮やお揚げの煮物など、副菜も大豆づくしでとってもヘルシー。

【谷口屋】
住所:福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
営業時間(冬季):平日11:00〜14:00、土日祝10:30〜15:00(L.O.15:00)
定休日:火曜日、年末年始、臨時休業あり
公式サイト:https://taniguchiya.co.jp

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現存12天守のひとつ「丸岡城」は外せない!

おいしい食事でおなかを満たしたところで、観光スポット巡りを開始。まずは国の重要文化財に指定されている「丸岡城」を訪れました。
江戸時代以前に創建され、現在まで残っている天守のことを総称して「現存12天守」といいますが、ここ「丸岡城」もそのひとつ。天正4年(1576年)、一向一揆の備えとして織田信長の命により築かれた北陸地方唯一の現存天守です。素朴なつくりながら、悠然とした佇まいに惚れ惚れします。
さらに注目すべきは、石瓦でできた屋根。屋根全体が石瓦でできている天守は非常に珍しく、全国的にも希少。水に濡れると青白くなる「笏谷石(しゃくだにいし)」を使用していて、その性質から越前青石とも呼ばれているのだそう。

城内には「日本一急な階段」とも称される木造の階段があり、傾斜は驚異の65度! 階段の手すりとロープを駆使して上の階へ歩みを進めるのですが、これがなかなかにハード。ちょっとしたスリルとともに、戦国の世の戦術を感じることができました。

【丸岡城】
住所:福井県坂井市丸岡町霞町1-59
営業時間:8:30〜17:00
定休日:年中無休
見学料:大人450円、小中学生150円
公式サイト:https://maruoka-castle.jp