「一筆啓上 日本一短い手紙の館」で旅の思い出をしたためる

お次は「丸岡城」から目と鼻の先にある「手紙の館」へ。
丸岡藩主の本多成重の父が妻にあてた短い手紙にちなみ、平成5年から続く日本一短い手紙コンクール「一筆啓上賞」の作品が展示されています。手紙の内容は、思わずジーンとくるものからクスッと笑えるものまで、書き手やテーマによって多種多様。手書きでしたためられた短いメッセージを前に、温かい気持ちになりました。

館内には、ポストカードの制作ができるタッチパネルや、手紙を書くためのコーナーを常設。スマートフォンで気軽にメッセージをやり取りできる今の時代に、あえて手書きの文章を送ると特別感が出ますよね。せっかくなので、普段なかなか伝えられない思いをつづり、大事な人に送ってみてはいかがでしょう?

【一筆啓上 日本一短い手紙の館】
住所:福井県坂井市丸岡町霞町3-10-1
営業時間:9:00〜17:00
定休日:年末年始、特別休館あり
見学料:大人450円、小中学生150円(丸岡城との共通入場券)
公式サイト:https://maruoka-castle.jp

(広告の後にも続きます)

サスペンスドラマのロケ地といえばココ! 「東尋坊」周辺をクルーズ

続いてやって来たのは、福井県の代表的な観光スポット「東尋坊」。サスペンスドラマで犯人が追いつめられるシーンでおなじみの場所ですが、実は国の天然記念物・名勝に指定されている神聖な場所。しかも、朝鮮半島の金剛山とスカンジナビア半島の西海岸と並ぶ「柱状節理世界三大絶勝」のひとつ。世界に3か所しかない地質学的にも貴重なスポットなのです。

恐る恐る崖の間をのぞき込んでみると、思った以上に高くてドキドキ。高さ20メートル超えの断崖絶壁はスリル満点で、恥ずかしながらへっぴり腰になってしまいました……(汗)。崖の上に立ってサスペンスドラマの犯人の気持ちに思いを馳せてみましたが、こんなところに追い詰められたら、自白するしか道はありません。
そんな冗談はさておき、ここでしか見ることができない景色は圧巻。福井県の中心地からは少し外れますが、一見の価値ありです!

せっかくなので違う視点からも東尋坊を見てみたいと思い、遊覧船で沖へ出航。船頭の方による東尋坊の豆知識を聞きながら、約30分かけて東尋坊周辺をぐるりと周遊。船の上からしか見られない“隠れ恐竜”を発見することができました。恐竜王国・福井県ならではの遊び心にワクワク!

【東尋坊観光遊覧船】
住所:福井県坂井市三国町安島(東尋坊乗り場)、福井県坂井市三国町米ケ脇4-9(サンセットビーチ乗り場)※海況によって乗り場が変わります
営業時間:9:00~16:00(4月1日~10月31日)、9:00~15:30(11月1日~3月31日)
定休日:水曜日
料金:大人1,800円、小人900円
公式サイト:https://www.toujinbou-yuransen.jp