【食洗機付きのシステムキッチン導入を検討中の方へ】食洗機は本当に必要?

食洗機は便利だと分かっていても、本当に必要なのか、後悔することはないかと導入を迷っている方も多いのではないでしょうか。メリット・デメリットの比較、ビルトイン食洗機を導入する場合としない場合の費用を比較するなどして検討しましょう。

食洗機のメリット・デメリット

食洗機のメリットは、言うまでもありませんが家事の時短ができることです。共働き世帯や子育て世帯では必須家電といってもいいのではないでしょうか。

また、60~80℃の高温洗浄で油汚れも落ちやすく衛生的。水道光熱費の削減にもなります。筆者も後付けの食洗機を使っていますが、使い始めの冬に光熱費が少し下がったと感じました。

一方、食洗機のデメリットは、やはり初期費用がかかることでしょう。大きなメリットは家事負担の軽減と水道光熱費削減にあるので、費用をかけてもそのメリットを享受したいかよく考えることが大切です。

また、食洗機で洗えない食器もあること、ビルトイン食洗機のスペース分の収納が減ることにも注意しましょう。

食洗機付きキッチンにリフォームする費用 

食洗機付きのキッチンにリフォームする費用は、一般的なI型キッチン交換の場合で90~180万円が目安です。費用はシステムキッチンのグレード、現状のキッチンの状態、内装工事の有無などによって変わります。

食洗機なしのキッチンにリフォームする費用は、一般的なI型キッチン交換の場合で65~150万円が目安です。食洗機付きの場合と同様、工事条件によって費用は変わります。

食洗機付きキッチンへのリフォーム事例

事例①

after

出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-9974/

リフォーム内容

費用

工期

キッチン交換リフォーム
94万円(税込み)
2日

セクショナルキッチンから、ビルトイン食洗機付きのシステムキッチンにリフォームした事例です。

キッチンはLIXILのリシェルで、ミドルタイプのビルトイン食洗機を搭載しています。置き式のガスコンロがIHヒーターに変わり、スマートなキッチンに変わりました。

事例②

after

出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-13416/

リフォーム内容

費用

工期

キッチン交換リフォーム
183万円(税込み)
5日

もうひとつ、食洗機付きキッチンへのリフォーム事例をご紹介します。

こちらのキッチンはタカラスタンダードのトレーシア。ビルトイン食洗機がシンク下に納められているタイプです。シンクで予洗いした食器の水滴が垂れにくく、スムーズに食洗機に格納することができます。

対面側に収納が付属した対面式ユニットタイプのキッチンのため、費用はやや高めとなっています。

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ビルトイン食洗機のタイプは2種類

食洗機のタイプには、引き出し型の「スライドオープン」、扉を前に倒してカゴを引き出す「フロントオープン」の2種類があります。さらに、スライドオープンはミドルタイプとディープタイプに分かれます。

スライドオープン
フロントオープン

ディープタイプ(深型)
ミドルタイプ(浅型)
メリット

デメリット

食器の出し入れがしやすい

大皿やフライパンを洗える

食器の出し入れがしやすい

下部に収納の設置が可能

シンク下に食洗機を納められるプランもある

少量でも気兼ねなく洗える

容量が大きく、まとめ洗いが可能

大皿やフライパンを洗える

下部に収納の設置不可

容量が小さく、洗える量が少ない

大皿やフライパンを洗うのは難しい

食器の出し入れの際に腰に負担がかかりやすい

下部に収納の設置不可

2~3人家族ならミドルタイプでもよいですが、4人以上のご家庭ではディープタイプかフロントオープンタイプをおすすめします。

ミドルタイプ(浅型)は、食洗機下部に一段収納を設置できたり、シンク下に食洗機を納めたりすることも可能なため、キッチンレイアウトのバリエーションが広がることが魅力です。

ただし、容量が小さいため調理器具も洗いたい場合は、ディープタイプかフロントオープンタイプを検討しましょう。