画像はイメージ(Flicker/
Micael Faccio )
頭からつま先までその数800ものカラフルなタトゥーを彫っている母親が、「普通の人と同じように見てほしいのに」と悲しみを吐露しました。
頭からつま先までタトゥーを彫った母親
欧米でタトゥーは個性あるアートのようなものですが、受け入れる側にとってはやはり限度があるようです。
イギリス・ウスターシャー州に住むメリッサ・スローンさんは、頭の先から足のつま先まで、800以上のカラフルなタトゥーを入れています。
服で隠れている部分はもちろんのこと、頭皮や顔にまで特徴ある施術をしているため、メリッサさんに出会った人は、そのインパクトある容姿に驚かずにはいられないのでしょう。
クリスマスで混み合う時期にスーパーに買い物に行くと、多くの買い物客がメリッサさんを見てあからさまに怯える表情をしたり、じろじろ見たりするそう。
メリッサさんが望むのは、「普通の人と同じように扱われたい」ということだけ。
でも、それはなかなか難しいようです。
タトゥーパーラーでさえ、あらゆる箇所にインクを入れたメリッサさんが来店すると、「もう彫る場所がない」と入店を断るのだとか。
「どうしてみんな、ありのままの私を受け入れてくれないのか理解できない。私のタトゥーは、私を他の人たちよりも人間的に劣っていることにはならないのに」
クリスマスはお祝いの日ですが、過去にもスーパーでは嫌悪感を丸出しにされ、パブでも入店を拒否され、子供のクリスマス・イベントにも出席できないと話しています。
一旦施術をすると、一生モノになるタトゥー。
自分らしさを出すために施術しても、周りに受け入れてもらえないという厳しい現実に、メリッサさんは悲しみを隠せないようです。