米グアムでの解剖研修に際し、解剖の様子を撮影した写真などをSNSに公開し波紋を広げていた東京美容外科の医師・黒田あいみ氏をめぐり、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(52)が2024年12月23日から24日にかけて、Xで怒りをあらわにした。
黒田氏は2024年12月23日、ブログで謝罪を行っている。
「医師失格です」
東京美容外科・沖縄院院長を務める医師の黒田氏は、2日に「いざ解剖研修@グアム!→打ち上げ☆」とのタイトルのブログを公開。「今回は fresh cadaver (新鮮なご遺体の解剖)で勉強をしにきていて」とし、複数の写真を公開した。
添付されていたのは解剖が行われている様子を背景に、複数の医師らで並んだ記念撮影写真や、解剖中の献体の頭部の画像など。絵文字付きのコメントを添え、同様の写真をインスタグラムにも投稿していた。
実際の人間の遺体を使って行われる解剖実習の様子をSNSに次々とアップした黒田氏に、倫理観を問う声が相次いだ。
黒田氏の知り合いだという堀江氏は23日、「ついに一般レベルでも明らかにやっちゃダメなことを晒してしまったなというレベル。御献体の写真を晒すとかマジ有り得ない」と怒りをにじませた。続けて「ほんと医師免許返上するのをお勧めするレベル。麻生医師にも私からするとこの当該医師にクビをお勧めしたほうがいいレベルっす。わたしこの医師、知り合いなんでよりそう思います」と助言した。
さらに黒田氏が勤務する東京美容外科の統括院長・麻生泰氏が謝罪したという記事を添付して「SNSに慣れてないってのは完全に嘘で、さんざんトンデモ医療をSNSにアップし続けてるのを俺はやめろって言い続けてるのにアップし続けたクソ医師です」と説明。
さらに「医師失格です」といい、「トンデモ医療をSNSに晒す」たびに堀江氏は注意してきたというが、「全く聞く耳を持たず結局こんな投稿をするに至ったので全く同情できません」とした。
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「写真に写ってしまったご遺体は全てモザイクをかけていたつもりでおりましたが…」
黒田氏は23日、「グアムでの解剖研修の投稿について」とのタイトルでブログを公開し、謝罪を行った。
一連の投稿について、「写真に写ってしまったご遺体は全てモザイクをかけていたつもりでおりましたが一部出来ていないところがありましたこと、また医師でありながら人としての倫理観が欠如した投稿をしてしまったことについて心からお詫び申し上げます」とした。
批判を受け、「SNS投稿した私の経緯を一応書かせていただければ」として、釈明を行った。
「医師として解剖の知識とスキルの向上のために新鮮なご遺体で解剖させて頂ける機会、というのは非常に稀で、基本的には日本ではできません」「この研修の話をすると多くの医師が行きたい、と言います」という。
美容医療が広く浸透する中、トラブルも増えてきていることから「こういったご遺体から学べるという事はとても貴重な機会」と感じ、「そんな機会があることをより多くの医師に知ってもらいたい、より多くの医師に知ってもらうことでより安全に、より多くの患者様の満足度をあげることができる、と思い、投稿しました」とした。
SNSでは、謝罪に際しても「黒田あいみさんも謝罪の仕方がズレていて笑えない。モザイクのズレはもはやどうでもいい」「何故 解剖の現場での写真をわざわざ載せた? モザイクかけたからOKじゃないよ」などとの指摘が相次いでいる。