いよいよ忘・新年会シーズンが到来。にぎやかな場においしそうなお酒とごちそうが並んでいたら、「1年がんばったごほうびだから」とついつい食べすぎてしまうものですよね。結果、年末年始に太ってしまうのが毎年お決まりのパターン……なんてことも。そこで、正月太り対策の強い味方となる「ブロッコリースプラウト」について探ってみましょう。

年末年始太りが心配な人はぜひ注目したい「ブロッコリースプラウト」

20~60代の男女1000名に実施されたある調査では、「年末年始で太った経験がある」という人の割合は66.3%、さらに「正月太りを解消するためのダイエットに失敗した経験がある」という人の割合は75.5%にもなるのだとか。忘年会や新年会などの楽しいイベントが目白押しの年末年始は、おいしい食べものの誘惑もたくさん。努力やがまんが必要なダイエットは、失敗しやすいのかもしれませんね。

となると、年末年始太りを解消するには、努力やがまんがいらない方法を選ぶことが重要なカギに。そこで試したいのがブロッコリースプラウトを食べるダイエットです。

ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーを発芽させた新芽のこと。かいわれ大根や豆苗などと同じ、発芽野菜の仲間です。その最大の特徴は「スルフォラファン」という成分が豊富に含まれている点。スルフォラファンはブロッコリーにも含まれていますが、ブロッコリースプラウトにはブロッコリーの約35倍ものスルフォラファンが含まれているのです。

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脂肪の消費を増やして肥満を抑える成分「スルフォラファン」

そもそもスルフォラファンとはいったい何かというと、植物が紫外線の害や虫などに食べられる害などから身を守るために持つ成分のひとつ。酸化のダメージを抑える作用や、炎症の原因を抑える作用、肌のシワやたるみなどを引き起こす糖化を抑える作用などがあることがわかっていますが、なかでも注目したいのが脂肪の消費を増やして肥満を抑える作用です。

肥満とは脂肪細胞がたまりすぎた状態をいいますが、脂肪細胞には脂肪を蓄える「白色脂肪細胞」と、脂肪を燃焼させて熱を生み出す「褐色脂肪細胞」の2種類があり、白色脂肪細胞が多ければ多いほど太りやすく、褐色脂肪細胞が多ければ多いほど太りにくくなるしくみなのです。

そしてスルフォラファンには、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変える作用があり、特に脂質のとりすぎによる肥満を抑える作用が高いと考えられています。つまり、スルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトを食べれば太りにくい体質へと改善されていき、高脂質の食事が続く年末年始の肥満対策として大いに役立つというわけなのです。