本格的な「冷え」対策が必要な冬。ホルモンバランスの影響で、冷え体質になりやすい50代は、体の外側だけでなく、内側から温めることが必須です。栄養バランスに大切な野菜も、この時季ならではの選び方、食べ方で「温活」が叶います。
体を温め、免疫力を高める栄養素は?
冷えは美容&健康の大敵。免疫力の低下、血行不良、代謝低下、ホルモンバランスの乱れを引き起こす原因となり、肩こり、頭痛、むくみなど、健康面だけでなく、肌のくすみや髪のパサつきなど、美容面への影響ももたらします。体を温め、免疫力を高めるには、筋肉を作り出すたんぱく質や、ウイルスの侵入を防ぐ機能を高めるビタミンA、免疫機能を維持するビタミンB群、C、抗酸化機能が高く、血行を促進するビタミンE、全身に酸素を運ぶ鉄分などをとることが大切になります。
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体を内側から温める「温活」野菜をとりましょう
温活のための栄養素をとるために欠かせないのが野菜。なかでも体を温め、免疫力向上が期待できる野菜の特徴は3つあります。
1 土の中で育つ「根野菜」
秋や冬が旬の根野菜は食物繊維が豊富で腸内環境を整えたり、体を内側から温めることに役立ちます。βカロテン(ビタミンA)が豊富なにんじん、野菜の中でもトップクラスの食物繊維を含むごぼうがおすすめ。
2 色が濃い野菜、緑黄色野菜
オレンジ、緑、赤、黒などの色が濃い緑黄色野菜はビタミンA、ビタミンEなどが多く含まれ、抗酸化作用も高いため、免疫力向上につながります。βカロテン(ビタミンA)が多く、ビタミンEも含まれるかぼちゃ、ほうれん草の約3倍のカルシウムを含む小松菜がおすすめ。
3 冬が旬の野菜
白菜、ブロッコリー、カリフラワーなどの冬野菜はビタミンCが豊富で風邪予防に効果があります。たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを含むブロッコリー、レタスの約4倍のビタミンCを含む白菜がおすすめ。
その他、筋力や骨の維持にかかわるビタミンDが含まれるしいたけ、エリンギなどのきのこ類、肉や卵などのたんぱく源を取り入れるとより効果的です。