【職場別】薬剤師の志望動機の例文
調剤薬局
病院薬剤師として10年間勤務し、主に抗がん剤の調剤や患者指導に携わってきました。とくに、患者さまが自宅療養に移行する際のサポートを通じ、地域医療の重要性を強く実感しています。その経験から、地域に密着した調剤薬局で、患者さまと長期的な関係を築き、寄り添った提案ができるようになりたいと考えるようになりました。貴社では患者さまの健康増進を第一に考え、信頼を重視したサービスを展開している点に大きな魅力を感じ、その一員として貢献したいと考えております。これまでの経験を活かし、地域医療における「顔の見える薬剤師」として患者さまを支えたいです。
調剤併設ドラッグストア
これまで調剤薬局にて、慢性疾患を抱える患者さまへの服薬指導を中心に担当してきました。高齢の患者さまが多かったため、副作用や薬の飲み合わせに関しては、一人ひとりに合わせたわかりやすい説明を心がけ、不安を軽減できるよう努めてまいりました。調剤併設ドラッグストアを希望する理由は、調剤業務に加えて、OTC薬やサプリメントの販売を通じて、もっと広い視点で患者さまの健康管理をサポートしたいと考えたからです。貴社は地域密着型の運営を重視し、医薬品だけでなく日常生活においての健康アドバイスをおこなっている点に共感しました。これまでの調剤経験を活かし、患者さま一人ひとりに合わせた支援をしていきたいと考えています。
病院
製薬会社で15年間、新薬の研究開発とそのプロモーションに携わってまいりましたが、患者さまに直接的に関わる仕事がしたいと考え、転職を決意しました。とくに病棟での業務に関心があり、既往歴や副作用歴を踏まえた適切な服薬指導や、医師への処方提案を通じ、チーム医療の一員として患者さまをサポートしたいと考えております。貴院は高度な医療を提供するだけでなく、多職種連携の体制が整っている点に魅力を感じました。これまで培ってきた薬学知識と製薬業界での経験を活かし、患者さまの治療をサポートしながら、貴院に貢献していきたいと考えています。
在宅医療(調剤薬局の訪問薬剤師)
調剤薬局にて13年間、患者さまへの服薬指導をおこなってきました。そのなかで、慢性疾患を抱える高齢者の方や、通院の難しい方が多くいることを実感し、在宅医療に興味を抱くようになりました。今後は訪問薬剤師として患者さまと直接向き合い、一人ひとりに合わせた服薬指導をおこないながら、治療の継続を支援したいと考えています。貴薬局が提供する地域密着型の在宅医療に携わり、薬剤師としてより多くの患者さまに安全かつ適切な薬物治療を提供したいと思います。
製薬会社
貴社を志望した理由は、がん領域に特化した臨床開発業務に携わりたいと考えたからです。私は病院薬剤師として9年間、主に薬剤管理や医薬品の安全性に関わる業務を担当してまいりました。さまざまな医薬品を扱うなかで、新薬の効果を目の当たりにし、新薬開発に携わりたいと思うようになりました。また、父ががんで闘病していることから、がん領域の治療に関心があり、多くの開発パイプラインを持つ貴社に強く惹かれています。これまでの臨床経験を活かし、製品開発における薬剤師としての役割を果たしながら、より多くの患者さまに貢献したいと考えております。
一般企業
製薬会社で12年間、医薬品の開発や市場調査に従事してきました。消費者のニーズを反映した製品作りに関心を抱き、化粧品メーカーへの転職を希望しています。貴社はエシカル消費を重視し、製造の過程で環境負荷の軽減に取り組んでいる点に感銘を受けております。これまでの薬剤師としての知識を活かして製品開発に携わり、安全かつ魅力的な商品の提供に貢献したいと考えております。
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志望動機が書けない場合は?
志望動機がない、思いつかない、明確でない場合は、以下の2点を掘り下げてみましょう。
自分と志望先を結びつける
まず、自分の興味関心、強み、目標、好きなこと、得意なことをリストアップしてみましょう。次に、志望先の運営方針や理念を調べます。これらの情報を照らし合わせることで、自分の能力や興味が志望先でどのように貢献できるかが見つけやすくなります。
学んだことや経験を振り返る
学生時代に学んだことや以前の職場で経験して身につけたこと、あるいは日常生活での気づきを振り返ってみましょう。それらの経験が志望先での仕事にどう役立ち、どのように貢献できるかを考えることで、志望動機が明確になっていきます。