話し相手との出会いで変わった日常
とはいえ、私は夫と寝室が別なのをいいことに、子どもを寝かしつけてからチャットアプリを開くことが毎晩の日課になっていました。自分が話さなくても、他の人の会話を見るだけでも刺激があって楽しかったのです。
そんな中、奥さんが妊娠中だという男性が私のスレッドに参加してきました。私より年下ですが同世代の男性。初めての妊娠で奥さんの体調の気になることや、妊娠中の気持ちの浮き沈みについての対応など、男性からの相談に私が答えるといった形で会話が始まりました。その男性とは話しやすく会話も弾み、お互いの日々のちょっとした話から趣味の話までするように……。
女性はおしゃべりすることがストレス解消の手段と言いますが、自分の妊娠出産のつらい経験や現状を話し、聞いてもらうことで気持ちが晴れていく気がしました。また、夫への不満や愚痴も、知らない相手だから話せたのでしょう。母でありながらもひとりの女性として生きたい、繰り返す同じ日常の中で葛藤しながら過ごしていた私が、40代を目前にSNSで出会った男性によってその生活が変化しました。
チャットアプリで出会ったその男性とは、現在も子どものことやそれぞれの家庭での悩みを相談する仲です。恋愛を目的に出会ったわけではありませんが、夫が話し相手になってくれない不満がきっかけで出会ったということもあり、夫には「昔からの友人」だと説明しています。
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まとめ
日々の暮らしの中で、つらいことや寂しくて不安に襲われること、家族がいるのになぜか孤独感を感じることもあった専業主婦の私。そんなストレスや寂しさが解消されるのであれば、SNSを利用して誰かとつながるのも悪くはないと実感しました。ただし、私のようにストレスが解消され、日常を健全に送ることができるようになるならば、です。SNS上には怪しい人も多く、危険な誘いもあるので、利用するとき時は冷静に判断することが重要だと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
著者/吉井 マリー
40代・ライター。人生ずっとおもしろおかしく生きていきたい! 2020年、2022年生まれのおてんば娘たちの子育てに日々奮闘しながら、加齢に伴うさまざまな悩みとも闘っている。