文具のとびら編集部

弊社では毎年、文具ファンの投票によりその年のベスト文具を決定する「Bun2大賞」を実施しているが、今年も「2024年Bun2大賞」の投票結果がまとまり、弊社発行の文具のフリーマガジン「Bun2」12月号や本サイトでベスト文具30を発表している(投票結果はこちら)。

2024年のベスト文具に選ばれた30点の文具の中から、上位3点の文具について受賞インタビューを実施。今回は、2位に選ばれたコクヨの「本に寄り添う文鎮」のインタビューを掲載する。

分厚い本でも安定して開いた状態を保持できる

コクヨの「本に寄り添う文鎮」は、分厚い本でも安定して開いた状態を保持できる、その名の通り〝開いた本に寄り添う形状〟が特徴。2022年6月に300本を同社ECサイトでテスト販売し、1カ月で完売となるほど反響が大きかったことから、2024年1月に生産体制を整え発売を開始した。その際に、従来からの真鍮製に加え、鉄製のブラック・グレーもラインアップに追加している(関連記事)。



真鍮製は税込5,500円、鉄製(ブラック、グレー)は同2,200円。

「中高生との対話の中で、勉強にクリップを使っている学生が多いことが分かりました、また“本が傷つきやすい”“本をめくる際にクリップを外すのが面倒”という不満点があったので、それを解消するものとして出てきたのが文鎮というアイデアです」と同社企画開発第1グループ清水陽芳グループリーダー。当初は、直線的な文鎮を考えていたが、転がらないような形状にすることに。様々な本の開き具合を調べながら、ベストなかたちを探ったのだという。

学生だけでなく、読書好きな大人からも好評。「文具好きな方は読書も好きだと思うので、ぜひ使ってください」と清水さん。

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