義母が50代前半のころの話です。義母が20代のころは肌悩みもなく、特に肌のお手入れを気にしたこともなかったそう。そんな義母が50代になり、急に小さなシミが気になるようになりました。ある年末、義父が放った何げないひと言がきっかけで、突然美容に目覚めた義母。シミやシワを隠すために義母が取った行動とは?

義父のひと言がとんでもないことに

義母が20代のころは肌トラブルが少なく、肌には自信を持っていたそうです。そんな義母でしたが、50代になりふと鏡を見たときに目じり近くに小さなシミを発見。それを機に急にシワやシミが気になるように。

ある日、年末ということで親戚が実家に集まり、私もそこに同席することになりました。おいしい食事にちょっと高級なお酒も用意され、みんなで過ごす楽しいひととき。お酒も進み、みんながほろ酔い気分になったころ、義父が突然言ったのです。「お母さんは若いころはシミ1つなく結構な美人さんだったよ」と。義父にしてみれば、美人だったと褒めたつもりだったのでしょう。

しかし、義母は「シミ」という言葉に引っかかった様子。義母が「昔はシミ1つなかったって、今はシミだらけってこと?」と明らかに怒っています。義父は慌てて「みんな年は取るものだよな」とフォローしましたが、義母の怒りは収まりません。見かねた息子である夫も「もういいでしょ。買ってきたケーキでも食べよう」と話を切り替えます。息子の言葉で何とか義母も冷静になりました。

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落ち込む義母が元気に

3日後、夫の実家に用事があったので私ひとりで夫の実家に出向くことに。私は義母が落ち込んでいるだろうと思ったので、先日の出来事には触れないでおこうと思っていました。しかし、義父が家を空けていたこともあり義母から「この前はびっくりさせてごめんなさいね。お父さんがあんなこと言うからつい怒ってしまって」と申し訳なさそうに言いました。「全然気にしないでください」と私が言うと、続けて義母が「シミやシワが目立たなくなったらいいけどね」と笑いながらひと言。

と、ちょうどそのときテレビから「シミやシワが気になるあなた……」と聞こえてきました。義母と私はテレビに釘付けに。ファンデーションを紹介する通販番組でした。義母は「これだ! いいのが見つかった!」とすぐに電話で注文。届くまで1週間ほどかかるようでしたが、義母は元気を取り戻したように見えました。