美容外科「高須クリニック」名古屋院院長の高須幹弥氏が2024年12月24日に公式YouTubeチャンネルを更新し、「美容外科医にろくでもない人間が多い理由」について語った。

美容医療の医師は「楽な割には稼げてる状況」

今回の動画は、東京美容外科の医師・黒田あいみ氏がSNSに不適切な投稿をした騒動に関連し、「なぜ美容外科医はろくでもない人間が多いのか」について、美容外科医の立場から解説するという内容。

高須氏は「正直に話します。この業界から叩かれてしまうかもわからないです。だけど現実的な話をすると、美容医療の医者はろくでもない医者の比率が高いです」と言い切った。続けて、医師は手術や副作用の強い薬の処方など、一般人には与えられていない権限があるからこそ「崇高で優れた人間にしかさせてはいけない」としながらも、「倫理的におかしい人が医者になって、おかしなことをしてしまうこともあるわけです。一定の確率でね」と話した。

高須氏は、他の科に比べて美容医療は「正直楽です」と断言。自身は外科や産婦人科の医師をたくさん見てきて「その先生たちに負けないように美容外科医として働いている」と前置きし、「僕みたいな美容外科に来たのに鬼のように働いてる医者って極めて稀なんですよね。多くの美容のお医者さんって楽してます。楽な割には稼げてる状況なんですよね」と実情を明かした。

また「僕の感覚だと美容医療のお医者さんって7~8割ぐらいはほんとに申し訳ないんだけど、ろくでもないというか、まともじゃないお医者さんなんですよね」と高須氏。ぼったくりクリニックが全国で増えていること、そういったクリニックには、医学部卒業後、2年間の臨床研修を終えてすぐに美容医療の道に進む「直美」と呼ばれる医師が多いことなど、業界を取り巻く問題に触れた。

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100人中1~3人の割合で「ろくでもない人間がいる」

その上で「医者としての自覚が芽生えるのって普通は研修医が終わって、臨床の現場で5年なり、10年なりやってからだと思うんですけど、それをスキップして直美で美容の医者にいったら、医者としての倫理が欠けたまま『自分は偉いんだ、これだけ稼いでるんだ』と変に自信を持っちゃうことがあると思うんですよね」と持論を展開した。

加えて高須氏は、医学部に100人の学生がいたとして、そのうち1~3人の割合で「ろくでもない人間がいる」とも説明。中には盗撮や下着泥棒に手を染める者もおり、「最悪なのは合コンで女性に睡眠薬を飲ませてレイプしちゃうとかいう医学生いるんじゃないかと思うんですよね」「そういうことをやっても大抵示談になるわけですよ」と嘆いていた。