3.キッチン収納棚リフォームのポイント
キッチンの収納棚をリフォームするときには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
キッチンスペースの広さ合わせて種類を選ぶ
キッチンスペースの広さも、収納棚の種類を選ぶときに重要です。
たとえば広いキッチンなら大型のカップボードやパントリーを設けて、収納量を大きく増やすことができます。
しかし狭いキッチンに大型のカップボードを置いてしまうと、収納量は増えたとしても通路が狭くなったり圧迫感が出たりすることも。
コンパクトなキッチンに収納棚を設けるときには、オープンシェルフや奥行きの浅いカップボードを選ぶなどの工夫が必要です。オープンシェルフや浅型タイプのカップボードでも、造作タイプで床から天井までをすべて収納にすれば、ある程度の収納量は確保できるでしょう。
キッチンスペースの通路幅に合わせて扉タイプと開き方を選ぶ
収納棚の扉タイプには、『開き戸』『引き戸』『引き出し』の3種類あるので、キッチンスペースの通路幅に合わせた扉タイプを選ぶのがポイントです。
通路幅が広いキッチンならばどの種類を選んでも問題ありませんが、狭いキッチンで開き戸や引き出しを選んでしまうと、扉を開けたときに作業スペースが狭くなったり人が通れなかったりして、使いづらさを感じる恐れがあります。
扉タイプを選ぶときには、キッチンスペースの通路幅からも考えてみてください。
収納量と収納物に合わせて種類を選ぶ
収納量と収納物も、種類選びで重要なポイントのひとつです。
たとえば調理器具や家電のような大きな物をしまうのなら、吊戸棚やカップボードのような収納力のある種類が適しています。
一方で食器類や食品、ストック類が入りきらないのなら、カップボードのようにすぐに取り出せる収納棚のほうが使いやすいかもしれません。
どこに設置するのかも重要ではありますが、収納量と収納物からも、どの種類の棚が適しているのかを考えてみてください。
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4.キッチンの収納棚リフォームの事例
ここでは実際にキッチンリフォームをした方がどのような収納棚を設置したのか、事例をいくつか見てみましょう。
背面カップボード設置でスッキリした対面キッチンに
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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/1647
動線が悪かったダイニング側の収納棚から、カップボードへと交換した事例です。
もともとキッチンの背面側にはパントリーとコンパクトな収納棚がありましたが、リフォームを機にどちらも撤去。
キッチン側の吊戸棚も取り払い、開放感のあるオープンタイプの対面キッチンへと交換しています。背面側には収納力が高いハイカウンターで据え置きタイプのカップボードと吊戸棚を設置し、収納量を確保しつつもスッキリとした見た目のキッチンに生まれ変わりました。
背面とカウンター下収納棚で収納効率のいいキッチンに
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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/836
カップボードとカウンター下収納で、大容量収納を実現した事例です。
キッチンに付いていた吊戸棚と既存のカップボードを撤去したことで収納量が減ったため、新たに吊戸棚付きのカップボードと、造り付けタイプのカウンター下収納を設置。
見た目はスッキリさせつつも、収納はしっかりと確保できるリフォームとなりました。
オープンな造作収納でおしゃれ&取り出しやすい収納棚に
出典:https://freshhouse.co.jp/case/17051/
壁付けキッチンを対面キッチンへと交換し、背面に造作のカップボードと棚を取り付けた事例です。
リフォーム時に背面収納に使える幅を広くしたので、カウンタータイプのカップボードでも収納力はバツグン。見せる収納として補助的に造作棚を2段設置しています。
開放感のあるキッチンにたっぷりの収納で、おしゃれさも意識しつつ実用性も高いキッチン空間へと生まれ変わりました。
アイランドキッチン背面の壁一面にカップボードを設置した事例
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出典:https://freshhouse.co.jp/case/30085/
デッドスペースが多かった独立キッチンをリフォームし、収納量をぐっと増やした事例です。リフォーム前はキッチンスペースが特殊な形状だったため、デッドスペースが多く、収納棚を置ける場所と広さが限られていました。
そこでリフォーム時に、キッチンスペースを有効活用できるように壁を撤去し、アイランドキッチンに。
さらにキッチン横の部屋をなくし、造り付けタイプのカップボード、パントリー、冷蔵庫を設置しています。
無垢のカップボードでカフェのようなキッチン収納に
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出典:https://www.artreform.com/example/5345/
開き扉のカップボードを、引き出しタイプの無垢素材のカップボードへとリフォームした事例です。
開き扉のカップボードは収納力は高いものの、キッチンの通路幅が狭く扉を開けにくかったため、収納力を確保しつつも開きやすいスライドドアのカップボードを採用。
吊戸棚も設置し、収納量はバツグンです。配置と間口は変えず、カップボードと造作棚の設置で収納量をしっかりと確保しています。
棚板の高さや幅をオーダーメイドで設計した背面収納
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出典:https://www.artreform.com/example/7343/
収納量が足りなかったカップボードから、棚板を活かした大容量の背面収納へとリフォームした事例です。リフォーム前もカップボードがありましたが収納量が足りず、ダイニングに既製品のカップボードを置いていました。
リフォーム時にキッチンの背面収納は撤去し、造作のキャビネットと収納物の高さに合わせた棚板を設置。引き戸になっているので、扉を閉じれば中身をスッキリ隠せます。
床から天井までしっかりと収納量を確保し、たくさんの物をしまえる収納へと一新しました。
フレームキッチンと棚を組み合わせたカスタマイズ収納
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出典:https://www.artreform.com/example/2552/
昔ながらのキッチン下収納を、おしゃれなオープンタイプの収納棚へとリフォームした事例です。シンクとコンロが向かい合うⅡ型のキッチンは、ほぼ収納がありませんでした。
そこでリフォームを機にキッチンは窓のある壁側、収納はダイニング側の壁に設置することで収納を確保。本来ならばリビングの飾り棚として使う板をオープンシェルフとして使うなど、リフォーム会社のアイデアが光るリフォームになりました。