50代、実はゆるゆる?「骨盤底筋」を強くして猫背・たれ尻・尿もれをストップ!

「人生100年時代」の今だからこそ、できるだけ長くシャキッとした姿勢で、健康的に過ごしたいもの。そのカギは実は「骨盤底筋」にありました! 知っているようで知らない、骨盤底筋の真の役割と、“続けたくなる”簡単トレーニング法を特集します。

教えてくれた人:田舎中真由美(たやなか・まゆみ)さん

信州大学医療技術短期大学部理学療法学科卒業。日本初の大学病院内の保険外リハビリ・コンディショニング施設、フィジオセンター・センター長を務め、1万5000人以上の腰や骨盤まわりの痛み、尿もれ、姿勢のゆがみなどを改善した。
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日常動作の要で健康のカギを握る!「骨盤底筋」とは?

骨盤底筋とは、その名の通り骨盤の底に位置する、複数の筋肉の総称です。恥骨や尾骨、坐骨とつながって、ハンモック状に広がっています。

「骨盤底筋の役割は、まず尿道や肛門を締めて排せつをコントロールすることが挙げられます。さらに骨盤を安定させて背骨をしっかり支える“土台”の役目も担い、よい姿勢を保つ上で欠かせません。また骨盤の中に納まる直腸や子宮、膀胱などの臓器を保護しつつ正しい位置にキープし、正常に機能するのを助けています。私たちが日々をつつがなく送れるのは、“骨盤底筋のおかげ”と言えます」

そう話すのは、理学療法士で骨盤底筋の働きに詳しい田舎中真由美さんです。